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Little Eden



2月18日水曜日

さて、今日は小学校に行く日で、12時45分頃に家を出て、カナを保育所に迎えに行った。
帰って来て、下の郵便受を見たら、選挙のはがきに混じって新聞社から封書が来ていた。
ああ、図書券かなと思って開けてみると、学芸部からの手紙と一通の封筒が出てきた。
新聞社気付の私のPN宛ての封筒だった。
うしろの名前はI.Hさんという人。
いったいなんて書いてあるのだろうと気になったが、もう1時半〜2時の受付に行かなきゃならないので、後ろ髪引かれる思いで、カナとともに小学校へと向かった。
エンドウ校長(だったっけ?)の理想論をとうとうと聞かされ、1年の担任のササキ先生の話を聞き、保健婦のタナカさんという人の話も聞き、保健の先生のオオマエさんの話を聞いた。
どうもあのオオマエさんというのは、知っているような気がするんだけど…。
それから、学用品など買って帰った。
とにかく、ずーっと手紙が気になってしょうがなかった。
家に帰ってきたら、後片付けもそこそこに封筒を広げた。

さて、どうしたものか…。

ヨネハラに住んでる人らしいが、米子駅前のデパート(たぶんサティ…じゃなくてビブレだろう)に下請けのパートをしている51歳の男性だって。しかも独身。
嫌な予感がしたが、この間の「孤独の谷より」を見てお便りしてくれたそうだ。
どうもこの人、キリスト教信者らしい。
キリスト教は嫌いですか?信じませんか、と言ってきてる。
う〜〜〜〜ん〜〜〜。
私の詩にこたえてくれる人がいるのは嬉しいけど…こーゆーのはどーだろーか。
ほんというと、お便りくれたことにはとても感謝してて、お礼の返事をしてあげたいのだけれど、それには住所とか入れたほうがいいのかなーとかいろいろ考えちゃう。
まったく…あの詩は、はっきりいって駄作だったのに…なんで載っちゃったんだろう。
しかし、これはファンレターと言っていいんだろーか。
困ったなあ。
決めるのは私なんだと思うけど、名前抜きで返事して、また気付で送ってきて、新聞社に迷惑かけたくないしなあ。
んーんーんー…どーしよー…

で、どうしたんだっけ。返事書いたんだっけ。ちょっと覚えてないんだけど、当時、手紙をもらった詩は当時のPNでウェブ上に公開しているので、その人が探す気があれば探せるとは思う。ただ、その公開している同ページには、その人からの手紙がきっかけで返事のつもりで書いた詩も公開していて、その詩も当時、新聞に掲載されたんだよね。だから、その人はその詩を紙上で読んでいるはず。その後、それについての手紙は来なかったように覚えてるけど。

初めて知らない人から私の書いた詩に反応があったんだけど、かなり複雑な気持ちになったことを覚えてる。書かれた内容は自分の孤独感を表現したわけだけど、それを鵜呑みにして神がいますよという反応をもらったわけで。でもなあ、確かに嘘を書いたわけじゃないし、自分を理解してくれる人を求めているというようなことを書いてはいても、それをそのまま受けて対策を提示されても、正直引く。詩ってそういうもんじゃないでしょ。ひとつの表現でしかないのにねえ。

作家っていうのは、そういった中二病な人たちの相手をしなくちゃならなくて大変だなあと、今はそう思う。当時はそこまで考えてなかったけれど、私も好きな作家に対して似たような感じだったんだろうなと反省することひとしきりだもの。私にはそういった暮らしは向かないと今は強くそう思う。






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