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Little Eden



7月19日土曜日

昨日、さかえファミリーに買い物に行ったら、メッコの母上に出会った。
「頑張ってる?」と聞かれ、何をだろうと考えたら「直木賞目指して」なんて言われて、あーそーだ、この人は知ってるんだーと思い出した。
もー、私の場合、作家にもしなることがあっても、そーいう賞は取れないと思うのに。
「選ばれるのだってわかりませんよー」と言っといた。
保育所で、給食の先生、確かスミ先生だと思うけど、帰ろうとすると「投稿された分、読みましたよ」と言われ、思ってもみない人からそう言われ、なんだかちょっと救われた気持ちになった。
「ジーンときてしまった」と言われ、なんだか嬉しくなってしまった。
私の文章が認めてもらえた。選ばれたこと自体が認められた、ということに他ならないが、声をかけてもらうことによって成就された気分だ。
今の私の心境は、仕事をしてきた時に比べて幸せではある。
私はいろんなことに思いを馳せることなく、忙しく毎日を過ごすのがたまらなくイヤで辛かった。
だから、今のようにじっくりと自分の思いや心に正面から向き合い、思いを馳せることができて、無上の喜びと思っている。
しかし、人間とは欲張りなもので、今幸せだと思っているこの状態をも切なくてやりきれなくて辛い、と感じ始めている。
一体私はどうしたらよいのだろう。
でも逆に、この心境があるからこそ小説が書けるのかもしれない。
今は学生の時のように、私を縛るものが少ない。
職安のことや保育所の班長くらいなもので、あと団地内の持ち回りが何年か先にやって来る不安といったものが私の心を縛っている。
それくらいなものだ。仕事してる時に比べたら、ちゃちいものではある。
あーでも、それらもなくなってほしい、ほんというとね。
職安や保育所はもう少しで開放されるけど、団地のことはねえ。
だから入賞したら、そのお金で家をって考えてもいーじゃないのさ。

どうせあんな風になるんだろうとは予想してたけどね。
夜8:00から駐車場の件で集まって下さい、と通達があって、錬司さんはまだ帰って来ないので、カナを連れて行ってみた。
はっきり言って何がしたくて集まったのかわからない、という感じ。
この場を借りて、という感じで、ゴミ出しの話まで出てくるし。
それはいいんだけどね、集まることって少ないから。草取りの事とかさ。
カトウさんだかというおじさんがもううるさいのなんのって。
スルガさんが気分を害したらしく、言い返すことすごかった。
ワカモリさんに言わせれば(実はうるさくて何を言ってるかよくわかんなかったんだけど)口ばっかりの人だということ。

今の私は毎日をただのんべんだらりと過ごしたい、何かに思いを馳せることなく、と願っているんだよね。もちろん、団地内の持ち回りはやっぱり来てほしくないというのが本音ではあるんだけど、以前に比べてはそれほど苦痛というわけじゃなく、何となくやり過ごすことはできるようになったようにも思う。とりあえず毎年くるもんじゃないから。

投稿して掲載されることは嬉しいことばかりじゃないことは後にわかった。想像すればわかることではあるけど、私と違う意見の人から批判されることはあるし、批判ならまだいいけど、誹謗中傷とかもあったりして、けっこう大変なことなんだということもわかるようになったし。さすがにそういうのに晒されてやっていくことは難しいなあと思うに至った。それでも書きたいとなったら書くという時期あったけど、今はどちらかというと、もうどうでもいいという気持ち。そういうどうでもいいという気持ちは書いていく上でも大事なことなんだけど、私は同時に書きたいという気持ちさえもどうでもいいやって思うようになっていったんで、もう昔のように何かをいろいろ書くということはないだろうな。






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