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Little Eden



5月29日木曜日

今朝の新聞に「5年ぶり制服一新」という見出しで、高島屋の女子社員の制服が替わる記事が載っていた。
黒のベストとスカート、黒白のストライプのブラウス。なるほど、あのデザインに決まったのか。冬はどんななんだろう。
とにかく関係のなくなった私としては感慨深いものがあるのだ。
そりゃ気持ちひとつであそこに帰っていけることはいけるのだが(そん時は売子としてだけど)私の性格がきっとそれを許さないだろう。
それくらいなら職安で見つけたほかの仕事につくと思う。
だけどひとつ違うのが、決して繋がりを保とうなんて今までだったら思わずにいたのが、アダチさんがいるために電話したりなんかして、店着を貸してもらったりしている。なんとなしに未練っぽいものが感じられるよねえ。
とりあえず化粧品もあそこにしかないメイコーさんだし、自社カードももうすぐ2000点で、それでシングルCDかなんか手に入れたいし、と、月に一回は行ってるよなあ。まあ、学校と違って行けなくない場所だしね。事務所はよほどの事がない限り行けないけど。
とにかく今は小説だ!!
頭にたまってる全てのストーリーを活字にして残そう。
自分の命が無くなってしまわぬうちに、さ。

あそこに行かなくなったのは何時頃からだったろう。前の団地の頃はそれでも行っていたと思う。息子が小学校にあがる前に確か今の団地に移ってくれと言われて移り住み、それ以来ずっとここにいるのだけど、新しい団地に入ってからしばらくしてネットを始めたのが1999年秋で、その頃からはもうあまり外出をしなくなったはず。一人では。ここが住んでて快適で、家から出たくないとなったんだよね。それにネット始めてしまってそれにのめりこんでしまったし。まあ、おかげで、頭の中のストーリーはだいぶ活字にできた。あとはもう今書きかけているのを書きあげれば、もういいかなって。多少頭の中には残ってるんだけど、それを活字にする元気が今はないからなあ。ひとつ心残りのある物語はあるんだけど。それをできれば書き上げたい。それを書きあげたらもう思い残すものはないかな。






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