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Little Eden



12月23日月曜日

とうとう今年最後の楽しいイベントが終わってしまった。
昨日22日は久しぶりのかりん党忘年会。
しかも泊りがけの。
泊りがけは7年前、私らが結婚した最初の年明けの正月に新年会を皆生グランドホテルに行った以来だ。
今回は皆生の白扇という割烹旅館だったけれど、アダチさんが前に新年会したことあるって言ってたけど、今考えてみると、それは本当だったかもしれない、と思い始めてる。
メンバーはアライくんとその婚約者、ホッタくんにヒサミ、メッコにトッペさん、あっちゃん、錬司さん、トミー、コナカくん、ユッケさん、だった。
私と錬司さんは一番乗りだった。でも、温泉に入りたくても、よー一人で行けなくて、2番目に来たユッケさんと行った。
まったく、錬司さんったらみんなにバラすんだもの、プー太郎するって、それだけならまだしも作家活動することまで!
まだ内緒にしとこうと思ったのに。
料理を食べてる時、左側にあっちゃん、右側にトッペさんだったけれど、ひとつ発見したのが、あっちゃんが私のことをあだ名で呼び捨てしたこと。なんか、ずいぶんたくましくなったな、と感心した。
それからみんな浴衣着ていくのに、一人トレーナーとトレタイに着替えていこうとするトミーに、ユッケさんが説教しだしたこと。
時々、矛先が私に向けられる時があって、ああ、やっぱり私はこの人に気を許しちゃあいけないなって再確認してしまった。
トミーは「ユッケさんって案外いい人だね」って言ってたけれど、彼女にしろ、メッコにしろ、大人の女性だからさ、私たち、大人になりきれてない人間には、やはり別世界の人達だと思うよ。
やっぱり、一緒にいるとやり切れない時があるもの。
あと、ホッタくんったらまだコンドウくんのこと尾を引いてるらしいのよね。大山登山での出来事は自分のせいだといまだに自分を責めている。
だけど、まだ覚えていてくれてるのがちょっと嬉しかったりする。
昔の事が全て夢だったのではないかと感じ始めている私にとって、同じ記憶を持つ人の存在がこんなにも頼もしいものだなんて。
ユッケさんは美保関までのドライヴはどうやら忘れてしまってるらしいし。あの時のセリフも忘れてるみたい。
さて、今日は旅館を出た後、ホッタくん、あっちゃん、トミー、錬司さんとで、アライくんの新居に寄らさしてもらった。
皆生のグッドワンっていうマンション…じゃなくて、コーポか。
まだ建って2年しかたってない新しいとこで、けっこうステキなお部屋だったよ。
それから、とーとーその帰りに電器屋でコピー機を買った。

ユッケさんは言った。「悪いけど、気を悪くするかもしれないけど、トミーちゃんよりもっともっとつらくて苦しい思いをしてる人はいっぱいいるよ。もっと自信を持ちなさい」って。
トミー、逆に私はいつもあなたがうらやましかった。
私みたいになんのとりえもない人間、なんのために生きてるのか、生きててよいのだろうかって思ってる、いつもいつも。
ひとつも誇れるものがなくて、自信持てるものがなくて、これだけは誰にも負けないっていうものがないのがくやしくて、なさけなくて、泣きたくなってくる。
だからこそ、賭けてみたいと思ってる。
これで認めてもらえたら、私は強くなれるんじゃないかって思う。
生きてていいんだって思えるんじゃないか。
確かに一回じゃ無理だろうけど、なるたけ早めに認めてもらえたらなって思う。
才能がないなんて考えたくないわ。

才能なんてない。あれ以来、半端な認められ方しかしてなくて、プロ作家としてやっていくことはいまだに無理だ。というか、今ではもうプロにはなれないなあと思ってるし。それにしても、あの頃は知らなかったけれど、ユッケさんにしてもメッコにしても、二人とも大人な女性だと決めつけてたけど、確かに大人は大人だろう、私よりは。けれど、二人ともそれなりにつらいものを抱えていたんだ。投身自殺しようとしたこととか、心の病気でずっと苦しんでたとか、そういうのまったく私は知らなかった。こんな私が彼女らの友達だと果たして言えるのだろうか。ただ、逆に彼女らも私の内面を知ってるわけじゃない。私が何を考え何を思っているかなんて知るはずもなかったろう。たとえ友達だったとしても、何でもわかりあってるわけじゃないんだ。というか、それでいいのかもしれない。今は昔よりほとんどリアルで二人に接しているわけじゃないけれど、何となく繋がってる気がしないでもない。ほとんど会わなくても、それでも私たちは友達だ、と私は思っている。






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