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Little Eden



10月16日水曜日

せっかくの休みなのに、カナちゃんにあらせられては風邪ひきさんのため、保育所を休ませることになった。
だって、本人もいかんって言うし、前の日、おかーさんにも休ませれーと言われるし、そうしないわけにはいかないじゃない。
ビデオ三昧するつもりが、結局、山村美紗一本しか見れなかった、クスン。
しかし、ほんのちょっといい気分になれた。
PM11:08の境行の汽車に乗り、駅から歩いてタキガワ先生のところに行き、その帰り、あの人の家の近くを通って駅まで行ったの。
そしたら、たぶん、引っ越ししてなければあの家だと思うけれど、なんと、隣の散髪屋さんが、その名も「コクケン」なのよ。
うっわー、なんか恥ずかしー。
でね、そこの人だと思うんだけど、玄関で掃除だかしてて、おばあさんだけど、カナが通りかかると「あら、かわいーねー」なんて言ってくれたりしてたら、若いお母さんと2歳くらいかなー、女の子が、あの人の家の前に帰ってきたらしく、車を置いてる。
あ、もしかして、この人、あの人の奥さんかなー、そーいえば、この女の子、なんとなーくあの人に似てるような、なんて…。
だって、弟さんいたけど、やっぱり長男のあの人がお嫁さんもらったら一緒に住むだろうし、弟さんの奥さんってわけないわよねえ。
天気はいいし、なんかさあ、こう、ポカポカーっていー気分になっちゃったんだ。変だよねー、昔の好きな人の奥さんかもしれないっていうのに、いー気分になるなんてさ。
顔はよく見なかったけど、ほっそりした人だった。あんまり美人って感じではなかったな。
なんだか、はるか遠い昔のあの日を思い出す。
あそこの道端に座って告白したあの日を。
あ、なんか胸がキュンってしてきちゃったよ。
まったくもう33歳にもなって、子供じみてるよなあ。
で、帰ってみたら、なんと、アダチさんからファクスが届いていた。
まー初体験!
ルス電しといてよかった!!

この日のことはほんわか覚えてる。彼の隣の散髪屋さんが自分の旧姓だったっていうのは忘れてたけど。でも、もし、ほんとにずっとあそこに彼が住んでたとしたら、たぶん私のことは忘れてないと思うんで、複雑な気持ちじゃなかったかなあなんて思ってみたり。それか、「あいつも元気にしてるかなあ」と、時々は思い出してくれてるかな、とか。迷惑かけたと思ってたのは私だけで、一応、彼は私のことを心配してくれてたみたいだしね。少しは青春の想い出の中の人という記憶は彼の中に残ってるんじゃないかとは信じてる。

高校卒業してから20歳くらいの時に道でバイクに乗ってる彼に出会ってからずっと会っていない。あれから29年(2012年)になる。今会ってもお互いわからないかもしれないね。たまーに彼の名前を新聞とか、最近ではネット上でも見かけるけれど、元気そうで安心した。もし、あの時の女の子が彼の娘さんだとして、今は年頃の娘さんになってるだろう。もしかしたら結婚なんかしてたりして子供なんてできてたら、彼もおじいちゃんかー。私たちも年取ったよなあ。






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