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Little Eden



8月29日木曜日

今日、初めて辞めようかなーというような事をおかーさんに言った。
朝の段階では、移動になるかならないかわからなかったし、売場には絶対出たくなかったし、休みの事で1日やら8日やら、またしてもゾロゾロ要求されてしまって、エー無理だよーと思ってしまって、ついつい口に出してしまったっていうところはあるんだけどね。
だけど、夕方にサトウさん、オオタさん、タナカさんが呼ばれていったときに、ああ、私は選ばれなかったんだ、と、ずいぶんホッとしてしまって、ちょっぴり気持ちが軽くなったのだけれど、よくよく考えてみて、サトウさんの仕事をもし私がしなくちゃならなかったら、と思ったら、あーやっぱり私には無理だーと、またしても浮上した心が空中から落下しだしてしまった。
やっぱり辞めたい。けれど、どうやって切り出そうか。
今日は昼休憩の時、どんなにアダチさんにこの事を話したかったか。でも話したら最後、もう取り返しはつかないし。
それはミウチさんに話しても同じことだけど。
あとの事考えたら勇気が出ない。
どうしたらよいのだろう。どうすべきなんだろう。自分の思うまま行動するのが怖い。
まったく、今晩の夜空は最高の月夜なのに。
その月でさえも、私の胸の苦しみを取り除いてはくれない。
どうしてこんな風につらい思いをかみしめなきゃならないのだろう。
なんで私はこんなことくらいでこの世の終わりみたいな気分になってしまうのだろう。ちょっとも20年前から成長してない自分っていったい何なのだろうって、しみじみ思わないではいられない。
なぜ、自分の事を自分で決められないの、それがくやしいし、だけど、怖いのよ。
涙が出そうで出ない、丁度、そんな気分だわ。
いつの日かこの地獄から抜け出して、明るい事が話せる時が来るかしら。

今でもいろいろな事が「この世の終わり」という気分を私にさせるのだけど、昔よりは少しづつ開き直れるようになったかな。昨日勃発したこと(家賃の肩代わりね)にしても、金銭的ことはアレだけど、それ以外なら何とかガマンできそうかなあと。まあ、もしそうなったとしたら(姑との同居ね)、ネット関係のこととか今も縮小されてるけど、さらにやる気が出てこないようになるだろうなあ。昔と違って別にいいかーとも思うけど。小説はほんともうやめてしまおうかなという気持ちになってきている。だってねえ、今までのように妄想にふけることできなくなるもん、環境が、もしそういうことになったら。






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