６月２２日木曜日

ほんとはもっと早くに書きたかった。なんだかいつもこのフレーズで出だしのような気がするね。
まず、なんてったって、全日空機ハイジャックのことかな。
昨日、水曜日は１０時頃から例の「源義経」を見ていた。
お昼になってわらっていいともに切り替えて１０分ほど見たけれど、おもしろくないんでまたビデオに戻したのよ。
ほら、このビデオ、９１年の１２月３１日、義弟にとってもらったものじゃない。この次の年に手術だったでしょ。なーんかイヤな予感っていうかしてたのよ。で、見終わったのが３時過ぎだったんだけど、終わってもとのＴＶに画面が移ったとたん、ハイジャックのニュースしてるじゃない。どうやら１２時半頃のことだったみたいで、あーあのままＴＶ見てたら途中でニュース速報だったなーって。
私はそれ見て叫んだわよ。「なんで水曜なのよー。またしてもボキャ天つぶれるじゃない！」
もう！冗談じゃないわよね。結局、ゆうべはなかったわよ。
おまけに昨日は錬司さんも具合が悪くて、帰ってくるなり熱をはかってみたら７度超してたわよ。

さて、それかから、もうひとつニュースな話題。
昨日、錬司さんから聞いたんだけど、なんと一番下の弟さんが結婚するそうな。
大学も辞めてしまってて、ずいぶん前から同棲してたらしい。火曜日、錬司さんの休みの日に、おかーさんが市役所に連れてってほしいっていうのは籍だけ入れるということなので、そのために、らしい。
でもさあ、それでいいのー？相手の人はー。家族とかいるでしょうに。
そりゃうちの弟も式は挙げてないけれど、一応は近所の方々にお披露目しているよー。
それになんで、おかーさんったら私になにも言ってくれないわけ。
なんかやだな。私から言うの？
そりゃ他人の事だから私が言うのもなんだけど、あとちょっとじゃない、もったいない、せっかく入ったいい大学なのに。
やりたいことがあるっていうならともかく、先生になりたかったんでしょ。家族の人が無理して入れてくれたのに、なんか私、そんなの許せないなー。彼ってそんな感じの人じゃないのにー。
人の心は変わるものっていうことの見本かなー。
ま、錬司さんの家の人達って、けっこうそういう所あるよね。初志貫徹がないっつうか、コロッと心が変わるっていうか。
それはそれでいい場合もあるけどさ、こういうことはいい事なのかなー。でもま、彼の心の中は私にはわかりません。もっと大切な事ができてしまったのかもしれないし、ね。

他にもうひとつ。昨日、見ていたという野村くん主演の「源義経」を見て思ったことを…。
えっと、安徳天皇ってこんな字だっけ。あの有名な壇ノ浦の合戦で海に身を投げたという、カナみたいな子供なのよね。もう泣けて泣けて、涙がとまらなかったのよ。たぶん、カナを産む前だったら、こんなに泣けることはなかったと思う。
それでね、そういう状況にさせてしまったのは本意ではないとはいえ、義経のせいじゃない。で、彼の子供、静御前の産んだ子供もまた同じように海に投げ捨てられたわけでしょ。
結局、同じ目にあってるわけよね。
これが本当の因果応報ってやつかねー、と思った。
それともうひとつ気づいたんだけど、歴史ってやつは正しく知って二度と同じ悲劇は繰り返さないようにしようなんて言うけど、結局いつまでたっても人間って同じことの繰り返しをしてるような気がするんだけど…。
で、もうこんな歴史ものなんか、見るのやめようかな、なんて、まあもともとあんまり見ないけど…思ったわけ。
でもね、さらに、こんなことも考えた。
ううん、やっぱり歴史は大切なんだって。
つまりね、人間が同じことをいつまでたっても繰り返すのは、そういうことを、間違ったことをやる人は、歴史を知らないからだってね。正しい歴史を、やってはいけない歴史を、すべての人が見て、知って、これではいけないって思えば、同じことを繰り返さないんじゃないかって。
ああ、だから、やっぱり歴史物って大切だわ。やっぱりやっぱりね。
でも、これだけたくさんの人間だから、いったいどれくらいの人が私と同じ気持ちを持ってくれるか、疑問だよね。
地球上にどれくらいの人口がいるのかわかんないけど、すべての人が同じように思ってくれたら、戦争なんてなくなるだろうに、と思う。
自分のこと考えるのは悪いことではないけれど、なんでもうちょっと他人の気持ちも考えられないのだろうか。
私もよく口にするけれど、性格だからって言うのはやっぱり逃げだと思うよね。
だけど、きっと、人間はそんなに愚かではない、と私は確信してる。絶対に善が主体だ、とね。