１１月２１日月曜日

今日、あのユキさんが来た。今は結婚して違う名前だと思うけど、姿は見なかった。１時半頃、アオキさんの席に座ってたらしいんだけど、全然気づかなかった。アオキさんの話によると「ほら、あれがテンコさんだよ」と言ったら「誰それ？」って言うから「ほらコクケンさんだがん」「えー、うそー、太ったねー」って言ってたというから、私はなんて答えていいかわからなかった。ただ苦笑いするしかなかった。

昼休憩に結局タゴさんは来なかった。きっと落ち込んでんだろーなとは思ったけどね。まさか八つ当たりされるとは。
仕訳のプリントを出し忘れて回復しようとしたら変になってしまったらしく、ミウチさんに相談したら辛辣な事を言われてたから、きっと機嫌悪くなってるだろーなーとは思った。
「最近、とみにミスが目立っている。しかも単純な。この間の電話の処理が間違ってたし。もっと慎重にやらんといかん」とのこと。でも、タゴさんは「電話ってなに、そんなの聞いてない、知らない」そうこの間、イズミさんだっけ、マージを２回したとかしないとか、そんな事だったと思う。
だけど、私は背中で二人の会話を聞いていて思った。
今に始まったことじゃない、ミスは昔からけっこうたくさんあった。ミウチさんが知らないだけで。
昔は少々のミスでも自分で何とか回復できたのよね。今は機械が前より複雑になって、タゴさんにさえ手に負えなくなっているんだもの。ましてや私たちなんか、ちょっと何かあればすぐＳＯＳだから、そりゃ目立つだろうよね。
だけど、そんな事言ったら、それこそヤブヘビになっちゃうから言えないんだよなー。
あーあ、ほんとつまんなくなってきたね、仕事が。かといって新しい事するのにも勇気が出ないし。つらいとこだよねー。