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Little Eden



9月23日金曜日

私は今日、大発見をしました。朝、会社に向かう途中、ふっと気がついたんだけど、まだ「チャンス!」に対して、せつなくて苦しい気持ちが抜けきってなくて、ん?この気持ちって過去、好きになった人達に対する気持ちとそっくりなんじゃないかって。そして、高校の時、マナミの言ったあの言葉が甦ったの。

「テンコって恋に恋してるみたい」

今になってようやくわかった。そりゃ好きな気持ちは変わらないだろうけど、私の好き、は、たとえば「チャンス!」「宝島」「海からきたマーク」(ん?こんな題だったっけ?)「時をかける少年」あーまちがえた「時をかける少女」を好きなのと同じなんだ。(「アトランティスから来た男」だった)これってやっぱり男と女の恋愛とは違うものだよね。だけど、だけどよ、今気がついたけど、どういうのが本当の恋なんて決められないと、これも本当の事だよね。同じものかもしれないけど、せつなくてせつなくて涙が止まらなくなる、胸がいっぱいでごはんものどを通らないほど苦しいのって、やっぱりりっぱな恋だと思う。
でも長くは続かないよなあ、永遠のものじゃないよねえ。
そりゃそうだ。こんな気持ちがずーっと続いたら死んじゃうよ。
よく出来てるよね。うーん、だから、錬司さんとこれだけ続くんだろーな。ということで、もうひとつ理解できたこと。結婚と恋愛は別っていう事。
つきあってる頃、確かに好きなんだろうけど、本当に愛してるっていえるのかなーって悩んだことあったけど、もしかしてこれでいいのかもしれない、これから長く長く続く生活を考えたらね。それこそ「チャンス!」に対して持つこんな気持ちを錬司さんに持ったら、というか、持ち続けたら、心臓がもたないかもしれない。ただでさえ「チャンス!」やら「時かけ」で死にそーなくらいなのに。そうそう、そして最終的にはやっぱり私は自分自身を一番愛してるんだって確信したんだ。うーん、私はナルシストだったんだ。それで納得した!

今さら気づいたのも馬鹿なんだけど、パートって退職金なんて出ないのよね。定年退職した人なんか1000万とか500万とかもらうって知って、なーんか正社員の人と同じように働くのがなんだかバカらしくなってしまった。
以前から、条件とかが気に入らないのなら辞めてしまえばいいのにって人の事言ってたけど、どこいったって同じなのよね。だったら今ここで一生懸命働くんじゃなくて、もんく言いながら給料分だけ働くのが賢い生き方なんだって気づいた。イズミさんの言う通りだわ。
でもね、でもね、オカダさんの事を腹立つっていうのはお門違いだと思う。ましてや、正社員であるタゴさんやクワガキさんが腹立てるのは、それこそ呆れてものも言えないね。イズミさんとかはパートだから、交休なんてないからまだ気持ちもわかるけど、正社員の人はいっぱい交休あるくせに、オカダさんのこと、とやかく言う権利はないと思うね。だったら自分も好きに動かしたらいいじゃないってね。そんなに腹立つんなら辞めたらって言ってやりたい。けど、言えない。小心者です。

あーカラオケで思いっきり歌いたい!

切なくて涙が止まらないとか、胸がいっぱいになってごはんが喉を通らないっていうのは、やっぱり立派な恋だと今でもそう思う。だから、私はそういう気持ちを人間に対してだけじゃなく、物語や関係性に対しても同じ気持ちを持つのをそれも恋だと思うし、それは「本当の好きじゃない」とは否定されたくないな。(笑)






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