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Little Eden



5月28日土曜日

水曜日ははっきり言ってあの映画さえも最悪のシチュエーションだったのだ。あの日はわからなかったけれど、次の日、それは待っていた!
帰る少し前、人事のナカジマさんが来ていたので呼び止めて「映画の半券を持っていけば補助してもらえるって聞いたんですけど」と言ったら「え、パートさんは違ってたと思いますけど…」って言われたんで「前に回覧が回ってきてたんですけど…」と言ったら「私の思い違いかもしれないので預かっていきます」と言ってくれた。と、思ったら、すぐに電話がかかってきて「やっぱり私の方があってました。パートさんはできません」だって。
私は諦めきれずに「えー回覧が回ってきてたんですよー」としつこく言った。「それはいつ頃ですか?そんもの回した覚えはないですけど」なんて言われてしまい、さらに「回ってたとしても、たぶん社員、嘱託社員としか書いてなかったと思いますよ」とまあ、そこまで言われたらもうなーんにも言えないよね。
だけど、後になればなるほどくやしくなってきて、帰りロッカー室でアダチさんに事の次第を話しているうちにくやし涙が出てきてしまった。
テナントの人たちはわかるけど、なんでパートはダメなんだろうって思ってしまったし、第一あの回覧、パートとは確かに書いてなかったけど、常日頃からパートも社員だって言っているのは人事じゃないか、つまり会社側なくせしてこんな時ばっかパートを切り離すなんて、なんかおかしい!給料少ないくせにこんなことも認めてくれないなんて、今回ほどこの会社に愛想尽かしてしまったことはない。このあたしでさえもよ。
なんか真面目に仕事する気なくしちゃった。イズミさんたちのやってること(休憩ね)あれくらいしなくちゃフェアじゃないなって私も思っちゃったもの。あーあ。やっぱりできることなら辞めてしまいたい。

あ、ボキャブラは半分見れたよ。なんとか。ちょっとホッとしました。
それに、映画の件もタゴさんが名前貸してくれるってことで解決しました。
でもまあ、「リトル・ブッダ」はそんなこんないろいろあったけど、考えさせられる映画でした。
シッダールタの役をした人はまさにシッダールタのために生まれてきたような人だった。瞑想シーンなど、いったい人間がこんな表情をできるのだろうか、というほどの無欲、そしてこれこそ本物の仏なのではといえるほどの表情を見せてくれた。私は、こんな表情を出せる人がこの世にいるなんて信じられないくらいだった。
この映画は私の魂に確かになにかを刻み込んだんだと思う。

まあ、今ならパートは社員とは違うって思えるし、正社員にはいろいろと特権がついてくることもわかる。だからみんな正社員になるために頑張るんだから。ただ、パートは労働時間が短いだけで正社員となんら変わりはないというのもあるはずなんで、そういった優遇くらい与えてくれたっていいのになあという気持ちも今もないではない。その後、労働組合にまで強制加入させられるわけだしねえ。やっぱなんか納得いかないよなあ。






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