現実の自分が頭も肉体的にも男といい勝負できる女じゃないんで、ほんと男のように強い女になりたいとずっと思ってた。それはまあ、小6の時のあの不幸な事件があったことで、男を肉体的に打ち負かすことのできる女になりたいと思ったからでもある。守ってもらうではなく、逆に私が誰かを暴漢から守れるそんな女がいいよなあって。ただ、私の本質はそうじゃなくて、やっぱり守られる側の女でしかないという。それはもうしかたない。私は努力が大嫌いだから。男のように強くなるには、血の滲むような努力と訓練が必要だからなあ。映画でも彼女たちはそうだったし、役作りのためにも現実でも訓練してたらしいから。 | ||