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Little Eden



10月10日日曜日

もともと錬司さんが言った事が発端だったのよ。
17日は「オーケストラとうたおう」を結婚記念日として聞きに行きましょうって言ってたのに、義弟と釣りに行こうなどと言い出すから、オーケストラを聞きに行くってことがバレてしまった。
それはそれでいいんだけど、うちの母がママさんコーラスで出るかもしれないって言ってるのに、ママさんコーラスだの市民楽団だの、あんなアマチュアなんか聞きたいとも思わない、自分は一流のクラシックじゃなきゃイヤだ、とか、クラシックもピアノソロじゃなきゃイヤだ、とか。そりゃね、そりゃね、自分の好きなのはこうだって思ってるのは自由だわよ。だからって、他はダメ、なんて決めつけてほしくないわよね。ま、私もボキャブラが貧困なもんで、管弦楽やピアノ協奏曲などの良さをわかってもらえなくて、とってもくやしい。やっぱり義弟って、うちの弟にそっくりだわ。

それから、朝、ミウチさんに17日を休みたいけど、タゴさんとクワガキさんも休みなんだけどいいでしょうか、と言ったら、タゴさんに休みを変えれんか、なんて言うもんだから「あーダメダメ。その日、うち法事だから!」って言われた時は、なーんかグサッてきた。
言い方がね、イヤだったのよ。もうちょっとね「ごめんねー。うちも法事でねー、休まなきゃならないのー」くらいとかならわかるけど、あー文字で書いたってわかんないよなー。
そのあとでね、「ごめん!さっきは!わかっちょったに、ごめんごめん」ってフォローしてくれたけど、もう遅いわい!しっかり傷ついたぞ!!
「わかっちょった」っていうのは、私の結婚記念日だってこと。
タゴさんってねー、時々あるんだ、あんなとこ。

もうね、この時のくやしさは今でも忘れてない。錬司の弟さんもタゴさんも。蓮司の弟さんは思ったことは相手の気持ちなど無視してビシバシ言う人なんだけど。カラオケで私が若い子が歌うようなのを歌って「年甲斐もなく」と面と向かって言ったこともあるし。なんというか、ほんと腹立つこと言うよなーだからこそ、この人の鼻を明かしたいから小説で賞取りたいって思ったこともある。タゴさんの場合はもうね、思いやりはあるんだろうけれど、ちょっと偽善っぽいところはあったかなあって、もっとも、私も人のことは言えないなあとは今は思うけど。当時の私もけっこう彼女と似たようなところはあったんじゃないかなあ。






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