この間も書いた入院してた時に知り合った18歳の男の子。これ見て思い出した。どうして彼が気になる存在となったのか。彼が私の病室を通り過ぎるたびに、いつも私のほうをチラチラ見てたから、それで「私もまんざら捨てたもんじゃないのかも」って勝手に好かれたと思い込んだからだったんだよね。(笑)結局は、彼の同級生に私が似てたから、それで彼は私が気になって見てただけだったらしい。それでも、ちょっといい想いをさせてもらったということは間違いない。 それにしても、今でも少しは誰かを見返したいだけで作家になりたいとは思ってたりする。作家とまでいかなくても何か有名な賞を取ってインタビューとか受けているのをテレビで放送されたらなあって。そんな不純な動機も持ってたりする。それくらいしか私には自慢できるものがないから。多少は末席の賞も取ったことあるわけだし、もしかしたら大賞を取る可能性はないわけじゃないもの。まあ、自分を神聖視させるつもりはないんで、それが正直な気持ち。それに、作家なんてただの職業のひとつであって、偉くも何ともないのは確か。他人がなんで「先生」「先生」って言って持ち上げるのかわからない。けれど、大抵の人は「すごい」って思ってくれるみたいだから、他人を見返すには手っ取り早い魅力的な方法には間違いない。しょうがないよね、執着しちゃうのは。 | ||