あの頃は大変だったなあ。冬の時期は風邪をひいてしまっては寝込んで、夏の時期は夏バテで寝込んで、いつも1週間くらいは休んでしまっていた彼だったから。しかも、いったん休みが続くと会社に連絡入れてくれないし。そのせいで後に揉め事があったんだけどねえ。それはまたいずれ書くことになるけど。 結婚資金は銀行から200万借りたんだけど、それを5年返済をすることにしてたんで毎月どうしても赤字になってしまってた。車の支払いも毎月あったし。旦那の稼ぎも20万なかったし、私もパートだったから6万くらいしかなくて。しかも私は百貨店に勤めてたから、どうしてもノルマがあって結局自分の稼ぎで何とかしてたから、ほとんど稼いでいたとはいえなかった。ただ、錬司は夏と冬のボーナスが当時はけっこうあって、それをマイナスにあてて何とか暮らしていたんだよね。でも、そのマイナスを引いた残りは銀行に返済する金額がボーナス時にはけっこうな金額が引き落としになって、ほとんど自由になるお金は残らなかった、つまり、まったく貯金するということができなかったんだよね。 だから、あの50万には当時ほんとに助かった。 あれは母が私のために子供貯金で私名義で貯めていたものだった。それが満期になったからと私にくれたわけ。私たちも子供にそれくらいのことはしなくてはなあと後に学資保険に入って息子のために貯めたものだったけど。 とにかく結婚して子供ができるまでは、お金のことではいつもストレス抱えていた。毎月あと10万くらいあればゆとり持って暮らせるのにって思ってた。私が正社員として稼いでいたらと思ったものだったけど、あの頃の私は正社員という責任を負うのが嫌で、いずれ作家になるんだと思い込んでいたからなあ。ほんと甘い考えしか持ってなかった私だった。まあ、今でもそうだけど。(^_^;) | ||