画像提供サイト
Little Eden



1月14日木曜日晴れ

最近、錬司のことで不安に思うことがよくある。
昨日、電話なしで来なかった。
それだけならいい。
今日帰り、店に行ったら車がなかった。
家まで見に行ったら車はあった。
そして、今夜またしても電話なしで来なかった。
また寝込んでるんだろうか。
去年の夏みたいだ。
またさっきボロボロ泣いてしまった。
どうしてよいかわからず、私、もうなんにもしたくない。
錬司の家からの帰り道、私はやっぱり錬司を信じてないのではないだろうか、と、自覚した。
私、なんだかもう執着がなくなってしまって、もうどーでもよくなってきた。
結婚もどーでもいい、してもしなくても、相手が錬司だろうが他の誰であろうが。
もう疲れた。
このまま死んでもいいや。

ああ、そっか。真っ暗な帰り道をトボトボと歩いたあの夜はこの時だったか。彼を信じられくなって、もうなにもかもどーでもいいと投げやりな気持ちと絶望とで歩いたあの夜。初日の出を見た時の気持ちが嘘のように絶望のどん底に叩き落された、88年最初の嫌な出来事がこれだったんだ。ほんと、人生って何が起きるかわからないよね。






inserted by FC2 system