そして、現在。こんなふうに「昔の日記を読んだ」と書いて懐かしくなったことをまた読んでは、それを書いた頃のことを懐かしく思っている私がいる。あの頃の私は、確かに錬司と結婚するんだろうなあと思ってたわけだから、錬司と結婚して20年以上も経っている今の私のこともそんなに不思議には思わないかもしれないけれど。でも、それ以外でこの20年の間にあった出来事をあの頃の私が知ったらと思うと…時は確実に過ぎていくんだなあって感慨深くなる。で、今のこの時間もあっという間に過ぎ去って、後にまたこんなふうに振り返ることになるんだろう。いつまで私が生きているか知らないけれど。 | ||