５月２１日木曜日晴れ

結局、またいつものパターンで戻ってしまったわけですが、今度はいつもとちゃうのは、ある女の子がからんできてるので、自分の言いたいこと言ってもスッキリしなーい！
だからと言って、その子がにくらしいとか、そんなもん以前の問題なのだ！！
錬司はＫに、その子をくっつけようと一生懸命なのだ。
だから、私と会わなかった月曜日も、そして、その前も、その子と食事したり、お好み焼き食べに行ったりしてるわけ。
でも、今日会って話してみて、悪くない、いい子だから、その子のこと悪く言いたくないし、言えないから、つらいのよね。
あんまし一生懸命になると、錬司の方が情を持っちゃうんじゃないかと思ってしまうわけ。
いろいろと同じ職場だから、悩みとかそんな話を聞いてやってるみたいだし、４歳下だし、けっこうかわいいし、何よりもスレてなくて、素直そうな子なんだ。
錬司は私と性格似てるというけど、そうだったら、ああいい子、だなんて私が思うはずがない。
私、自分好きだけど、一番嫌いなのも自分だもの。自分に似た人なんか好きになれない。
そう、あのＷさんがまさにそれ。
ああ、心配！！
これっきりのつきあいはヤダと思う反面、錬司の気持ちがあの子に傾くんじゃないかと思って…たぶん、あの子がもし錬司を慕ったら、錬司もまんざらじゃなくなるかも…。
かといって、相手をするな、なんて言えんし、権利もないし…。
私のつらい気持ち、だあれもわかんないだろうなー。

私って、自分で言うのもなんだけど、そう悪い顔してないと思う。
けど、はっきり言って性格あんまし良くないと思う。
うーん。だから、錬司がほんと他の人好きになる可能性があるって思っちゃうとこが錬司にあるんだよねー。
それが錬司のいいところなのか、悪いとこなのか、いいとこなんだろうけど…。
あたしって、やっぱり錬司を愛してるから、こんなこと考えるんだろうな。
そうじゃなかったら、ただの独占欲？
それもあるかもしれない。
うーん、うーん。
だからあ、つまりは、錬司はあの子に興味持ってるってとこが気に入らないのかな。
そうじゃなかったら、Ｋにくっつけようとせんだろう。
やはり、どこかに繋がりを持たせたいから、うーん、悪く言えば、錬司には私がいるから、もし、いなかったら自分が彼氏になってるだろうなってこと。
だから、私がいるから自分がなるわけにはいかない。だから、Ｋにくっつけようって。
うん、たぶんこういう心理だろう。
きっと当たってるだろうと思う。
明日言ってやろ。
言わんと気がすまん。
本人もそのことに気づいてるかどうか…わからんぞー、気づいてないかもしれんし。
気づかせて、どっちにころぶか、だね。
私の素直な気持ちは、エゴと言われることだけど、自分以外の女の子には興味を持ってほしくない！！
でも、それは絶対ダメなこと。
ねえ、錬司。
あああ、おちこみー。
そんな恋人以外に興味を持てん男がこの世におるわけないがなー！！
ああ、自己嫌悪。
恋人を持つ身の悲しさだわ。って、ひきつけとく努力もせんとそんなこと言えんか…。
あたしの思ってること、考えてること、すべて知ってほしい。
うーん、でも、私って勝手に悪く考えて勝手に悲劇のヒロインになるとこがあるなあ。
うーん、やめたくても、こればっかりはやめられまへんわ。
どーしよーもない。
時が、たぶん解決してくれるのかな。