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Little Eden



10月2日水曜日

”さびしんぼう”を観に行った。
そして、この映画は!と、私は”時をかける少女”以上の感動を与えられたわけ。
私もいつか結婚して男の子を産んで、同じ名前をつけないまでも、思い出の曲を息子に習わせ、勉強させるのだろうか。たぶん、そうなりそうだわ。
心の中の思い出を消せない私、たぶん、錬司も消せないだろう。それは、どうしても仕方のないことなのよ。
でも、一番大切なのは、今の気持ちなのだから。
そして、今の気持ちが、これから一生涯、変わらないことを願いたい。

確かに息子は産んだ。けれど、思い出の曲を習わせるなんてことはしなかった。息子は我が道を歩きつつある。それでいい。私の思い出は、結局は私の思い出でしかないのだから。そして、錬司もやっぱり今でも、とある曲を聞くと、誰かのことを思い出すらしい。それに少し嫉妬することもあるけれど、それはどうしようもできないことだよなあ。私にだって思い出してしまう人がいるから。でも、私は錬司をとてもとても愛しているって今は実感している。たぶん、「今の気持ちが、これから一生涯、変わらないことを願いたい」と思ったあの頃よりずっともっと深く愛するようになったって。たとえ過去のその人たちがどんなに特別ではあっても、この気持ちを抱く人は錬司に対してのみ。






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