１２月２４日月曜日雪

Ａくんに「あんたはおもちゃやな」と言われた時、私は正直いって悪い気はしなかった。
私は本当に精神年齢の幼い人間だ。
それは私が１２歳の時に自分の年を止めてしまったからだ。
いつまでも大人になるな。子供のままでいろ、と。
しかし、今ではその”子供”という概念が、私の心の中で変わってきているから、必ずしも「子供のままでいる」という言葉が、昔のそれと同じ意味を持つわけではない。
いつのことだったか、Ａくんと同じことを言った人がいたけど、私は他人のおもちゃでいるのが好きなのだ。
私自身が他人を楽しませる、私がいるだけで喜んでくれる人がいる、私を必要としてくれる人がいる、私の存在意義ができる、こんなにいいことはない！
ああ、今の、この時が、いつまでもいつまでも続いてほしい。