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Little Eden



11月17日土曜日晴れ

8日の日は楽しかった。”も”と言ったほうがいいかな。
初めての2時帰り。
YとKと三人でいつまでも夜光虫と戯れていたかった。純粋な友人同士として。
弟はまだ子供だなといったが、それでもいい。
また忘れたくない思い出ができた。
あの満月のもやのあるあの夜を、私は忘れない、けっして。

私の楽しい青春は今から始まる。
結婚したい気持ちはあるけど、まだ3ヶ月しかたってないのよ。この楽しさを味わいはじめて。
もうしばらくはこのままでいたい。

Yは、私も女の子なんだな、といっていたが、私は自分を女だとは思わない。というより、思いたくない。
しかし、男ではない。
昔は男に生まれたかった。今は中性でいたいと思う。
今ではかりんと党の男どものおかげで男性恐怖症はなおったみたい。

でも、やっぱり男に生まれればよかった。
最近は、まるで代償のように会社でイヤなことばかりある。
完全に村八分だ、あの泣いてしまったあの日から。
もう領収証なんか見るのもいやだ。
それに、やっぱり不安な毎日。
お父さんは、強引に毎日でも私をくれと言いにくる男なら嫁にやってもいい、といったそうな。
いやだ。いやだ。
男なら不安に思わないだろう、こんなこと。
流されて結婚したくない。
本当に自分の気持ちがそこまでいっていて、そして、したい!と思う相手があればいいが、私はまだなんといっても子供だ。21才ではあるが、精神的には子供なのに、他人はわかってくれない。
今の気持ちは、結婚するくらいなら死んでしまいたい。
夜遊びもやめようか…。あの楽しさのあとの淋しさはつらい。
昔のように一人部屋にこもって一人遊びをしていたほうが、私の心は安定するだろう。
知ってしまった楽しさはもうどうすることもできない。私の心は引き裂かれそうだ。
いけないことだけど、全てのことを憎みそうで怖い。

偶然にもこれを書いている「今日」(2011年1月から2月あたり)は、その日記に書かれていた時のような心境になっている。私はいつまで経っても変わらないんだなあと。なんて生きていく価値のない人間なんだ。少しくらいは大人になったと思ってたけど…ただ、私には決断というものができないんだ。どうして気楽に生きていくことができないんだろう。逃げるにも上手に逃げることができなくて、ものすごくみっともない逃げ方ばかりしてるし。

忘れないよ、あの満月と夜光虫の夜を。それがあるからまだ私は頑張れるはずなんだ。生きていくためには、生きていくためには、私も少しは頑張らないと、とは思うんだけど…できればこの胸がしめつけられるような、何も手がつかなくなるような、そんな状況だけはなくなってほしい。この不快感から逃れたいだけで、うっかり自らの命を絶ってしまうこともありうるから。

カレンダー11月最初のころは「さいきんミスつづき」とか、中旬あたりでは「またおちこみ。死にたいよー。りょーしゅーしょーのばかー」とか書かれていた。あと12日には「大根島のどーくつ」と書かれていて、ああ、あの洞窟に行った日かーと思い出される。それと、4日には「アライくんも鳥取行」と書かれてあったのだけど、たぶん、鳥大の学校祭に行った時のことだよなあ。






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