気になりだした人からのアピールは結局はなくて、錬司のほうがアピールしてきたわけだ。まあ、考えようによっては、相手から行動してくれたということで願いは叶ったわけだ。子供の頃とは違い、あの頃はだいぶ錬司のことも嫌いじゃなくなってきてたしね。他の人がちょっとだけいいなあと思ってたというだけであり、それほどの差はなかったと思うから。 この日、いつもは早めの時刻に送ってもらってたけれど、まだ帰りたくないという気持ちが残ってたんだろうなあ。錬司とKの二人がまだドライブしようと誘ってくれた。それで松江方面へドライブ。カレンダーには「松江行」と書かれてあった。ほんっとに楽しかった。それ以来、真夜中まで遊びに行くような毎日がしばらく続いたなあ。一番楽しかった時期じゃないかな。 | ||