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Little Eden



9月25日火曜日曇り

追悼の意を表して───。

かつての友人が自殺し、果てた。
その理由は何か、私にはわからないが、彼女は何を考え、その短い命を自らの手で止めたのか。
小学生の頃、共に走った仲間だった。
高校、大学と違って、あれ以来、親しくしてなかったが、やはりショックである。

私、これから死にたくなった時、小学生の時の卒業アルバムを開くことにする。
それを見たら死ねなくなる。がんばらなきゃって。

あれ以来、死にたくなるようなことは何度もあった。けど、卒業アルバムを開くことはなかった。何とかギリギリなところでかわしてたと思う。一度は本当に危なかったこともあった。駅のホームから汽車に飛び込もうとしたこともある。けれど、何とか踏みとどまった。だって、その頃にはもう息子がいたから。子供のためにも死ねないと思った…わけじゃなかった。私には死ねない。きっと死ねないよ、私には。

どうして死ねるんだろう。私にはできない。なのに、彼女は死んでしまった。それを強さと言っていいものかどうか。でも、死ぬことは弱さとも違う。どう言えばいいのか、いまだに私にはわからない。






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