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Little Eden



7月2日月曜日曇り

昔からなんとなく気に入らなかった弟ではある。
しかし、自分の弟だし、血がつながってるし、と思って、ヘーコラヘーコラしてた。
「自分さえよければ他人なんてどーでもいい」という考えは、いったいどこからくるものだろう。
確かにそう思ってるものが多い世の中かもしれない。
だから、自分もそう思わなきゃ、この世を生きてゆけないと考える、その気持ちもわかる。
しかし、”自分さえよければ他人なんて”と思う人ばかりじゃないと、私は思う。
そう思わなきゃ生きてゆけない、なんて、嘘だと思う。逆に、そう思えば思うほど、この世の中、生きにくいと思う。
自分を大切にすることは悪いことじゃない。
そして、そのことは、他人なんてどーでもよい、ということとは違う。
なぜ、自分と他人と両方大切にすることができないのだろう。
どうして「自分もいいし、他人もいい」という考えになれないのか。他人ばっかりよくして自分を犠牲にするのもいただけない。とにかく、自分と他人との均衡を考えることが大切だと思う。
つまり、いかに、他人の迷惑にならないように、自分の好きなように生きてゆくか、そう私は自分にテーマを置いている。
他人のことを考えずに自分だけよく生きようとしたら、きっと自分によくないことが返ってくる。
そんなこともわからないのだろうか。

というか、最近になってわかってきたことだけど、弟のことを私は誤解をしていた。弟は自分のことだけを考えていたわけじゃなかった。働けなくなった父の代わりに父の仕事を代わってやってくれたのだ。弟は家の犠牲になった。それを思うと、私は姉のくせして何も力になってやれなかった。というか、しようともしなかった。つまり、私のほうこそ自分のことしか考えてなかった。そして、それは今でもそうだ。






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