たぶん、仕事するようになって、ますます私は自分の存在意義というものが信じられなくなってきたんじゃないかと思う。だから、いつまで経ってもなかなか自分を信じるということができず、誰にも必要とされてないのではないかという考えが抜け切らないんだろうな。けれど、小説を書くと、とりあえず周りは「すごい」と私を認めてくれる。だから、私は作家になることで自分の存在意義を確立しようとしていたんじゃないだろうか。別に作家になんかならなくても小説は書いてはいけるわけだ。ただ、小説を仕事とすることができないのなら、別の仕事をしつつ小説を書くしかない。まあ、現在やってる仕事ならば私にも自信はついた。最初は難しかったけど。昔やってた仕事は苦痛でしかなかった。辞めて正解だった。というか、そもそももっと早い段階で辞めればよかったんだけど、他の職業を探すことが私にはできなかったからなあ。そこからしてダメダメ人間。 | ||