１月６日水曜日晴れのち曇り

久しぶりに”ルパン三世”を観たが、またしてもあの”展覧会の絵”の時のように後悔を感じずにはいられない。
中学時代は塾のために全ての娯楽を奪われた。というより、自分から捨てた。
たぶん現在のシンゾウ君の立場のようなものだった、と言ってもいい。
”ルパン三世”も、私は涙を飲んで諦めた。オーケストラも。
でも、そういった努力と忍耐から、私は境高に入れた、と今は思う。
私は、メッコやシンゾウ君のように頭は良くない。（知能指数は１３０だけど）
今思えば、あの頃は、やってないように見えて、しっかり勉強していたんだなぁ。
それに比べ、今の自分は何だ！なさけない。
ゴトウ先生の年賀状にも書かれてあったように、残り少ない高校生活を立派に締めくくってみよう。
本当に学校に出てくるのもあと１８日。
（ついでに共通一次まであと１０日）
クロダ先生、カナガワ先生、ハラダ先生に、心配ばかりかけてしまって、駄目な生徒だった。
せめて、私を自慢に思って下さる先生の科目だけは優秀でいたかった。
（やっぱり”できの悪い子ほどかわいい”から、かなぁ）

シンゾウ君と同じ学校でいられなくなるから淋しいけど、私には新しい生活が待ってるもの。
それにシンゾウ君はハヤトのように遠くに行ってしまうわけじゃないから、また会うこともできる。
そして、私はハヤトを理解できなかったけど、私はシンゾウ君のことは理解できる。
過去は過去。私は今を大切にしたい。
私に思いやりの心を与えてくれたシンゾウ君は、いつまでも私にとって大事な人であると信じたい。

と、あなたに私の心が届けばよいのだけど。