11月25日水曜日曇り
音楽になる前、モーツァルトのソナタを弾いていたら、ゼンチュウ先生が急に「そこ、テンポが違う!」って注意するのでびっくりしてしまった。
放課後、ヒサミとやよいに行き、出ようとしたらユーシンが来る。ヒサミはもちろん話に行った。
私は何となく淋しく思いながらBiruBooksへ。すると、またヒサミと、遅れてユーシンがやって来た。すると、なんと、やよいの本売場にシンゾウ君がいたと言うのだ。
私は絶対知らなかったよ。いたんならお話したかったのに!
それから、ヒサミとユーシンは、すみっこの方で自分たちの世界に入っちゃったから、私は再びひとり淋しく帰るしかなかった。自分たちの仲はこわれるこわれるといいつつも、ああやってうまくやってる二人を見てると、なんとなく淋しいような腹立たしいような。嫌な気持ちだ。
男女のことなんてそういうもんでしょ。と、今のスレた私なら思うけどね。(笑)
それにしても、今でも覚えてる、先生のあの注意。まあねえ、私ってほんとリズム感なかったんだもの。どうしても正しいリズムが取れなくて、よくまあピアノなんてやってたわと思う。情感はだせても、技術がついてかなかったんだよなあ。それって小説にも言えることだ。心理描写は絶妙でも、状況描写がまったくダメなんだもの。ほんと才能ないんだろうなあ私って、どんなことにも。
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