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Little Eden



11月23日月曜日曇り

今年最後の祭日だったのに、あいにくの天気で家にとじこもりっきり。
期末も近いというのに、英語はまるで手をつけていない。不安がつのる。
最後のテストじゃないか、なんとかして良い点を!と思うことは思うのに、まるで実行に移せない。
今、カレンダーを見たら、なんと、あと10日しかないんじゃないの。どーしよう。これは明日から猛勉強だわ。
シンゾウ君にどうしてもひとつ聞きたいことがあるけど、聞く暇があるかどうか。

夕方、母と境に出る時、境高の美術室と音楽室に明かりがついていた。
美術室にはマナミとかミワとかがいるんだろうけど、だとしたら音楽室は?
シンゾウ君だろうか…と思ったけど、多分、彼は家で勉強かな、と考えた。
けれど、帰りに見てみたらもう明かりは消えていた。

さて、映画のことだが、「マイ・ライフ」は素直に良かったと思った。
私は主人公がなぜああまでして走らなきゃならないのか、痛いくらいによくわかる。
彼女が「このボストンマラソンで最後まで走りおおせたら、もうなんでもできそうな気がする。不可能なことはなくなるような気がする」と言った時、私は思わず、うんうんと頷きかけた。
強歩遠足、そして、3年前の中学最後のマラソンの時に、私はその気持ちを味わった。
確かにつらかった。でも、あのゴールに到着し、その場にどっと倒れて見た、あの青空は、そのつらさをいっぺんにふっとばしてくれた。

ほんとに”終り良ければ全て良し”だね。シンゾウ君!がんばって!

(人に言うは易しい。しかし、自分が実行するには難しい。シンゾウ君にがんばれ、と言うより先に、私ががんばるべきだろう。私が成功して初めて、相手に”がんばって!”と言う資格ができるのだ、と私は思わなくちゃならない)

だから、”テンコ!やるのよ!”だね。
ファイト!だよ。

まあ、だからといって「私も頑張ったのだからあなたも頑張るべき」って言うのは言っちゃいけないことだと今は思う。もちろん、誰かに対して「頑張って」と言うことは悪いことじゃない。ただ、自分の内面では、誰かに「頑張って」と言う前にまず自分が頑張って納得できる頑張りが出来てから初めて誰かに対して「頑張って」と言えるのだと思うことは大切だ。そして、それは「頑張って」と言いたい相手には伝えないことも大事。そういうこと。さりげなく「頑張って」と言う、それが思いやりってものなんじゃないかなあって。






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