画像提供サイト
Little Eden



11月12日木曜日快晴

久しぶりの大晴天!明日は晴れるといい。3年ぶりの13日の金曜日がやってくる。
今年はいったい何が起きるやら。

マナミには”友達以上恋人以下”がいるのだが、今日はカワノ君の誕生日。
彼女の気持ちもよくわかるんで「お誕生日おめでとう、と言ってくれ、といわれた」と、ばか正直に告げてしまった。
しかし、まさか「マナミからだろ?」なんて言うなんて思ってなかったから、変な対応をしてしまって、恐らく彼は誤解してしまっただろう。自分から言えばよかったマナミが悪いと言えばそれまでだが、やはりなんと言っても気のきかない私が悪いのだろう。
思えば2年の頃、私とマナミとカワノ君とシンゾウ君と話をしたものだった。
あの頃が一番楽しかったね、と今日はマナミと話した。あの頃は、マナミはカワノ君を、私はシンゾウ君を好きだった。それなのに、マナミはシンゾウ君に、私はカワノ君に話しかけたよね。(今も私はシンゾウ君が好きだけど)
そんなかわいいとこのあった私たち。もうすぐで卒業なんだね。もう再び4人で話すことはないだろう。ハヤトと過ごしたあの時が戻らないのと同じで。
やはりマナミと私の心はぴったり一致する。彼女だけは私のことをよくわかってくれる。そして、私も彼女の心がよくわかっているつもりだ。私は生まれてから死ぬまでに出会う人々を決してひとりも忘れない。
私にとっての一番大切なものだから。彼らのことを思い出すたびに、私は永遠の命を持つキャプテン・ノンになることができるから。だから、私は決してマナミだけを、そしてシンゾウ君だけを特別な人とは思わない。
私と出会った人すべてが私にとって特別な人。人間って大好きよ。生き物はすばらしいわ。毛虫でさえも好きになれそう。
そして、今はピアノと同じくらいシンゾウ君を慕っている。

今日は英語の校内模試を受けるつもりはなかったが、Tomyに説得されて受けた。高校に入って以来、こんな気持ち良く英語の模試を受けたのは初めてだ。
試験中にふと窓を見やると、あたりは黄昏で、皆の顔がだいだい色に染まってた。
ああ、今頃、シンゾウ君も皆みたいに、だいだい色に染まってるんだなと思ったら、がんばらなくちゃと、問題用紙にくらいついてがんばった

12月30付けて追記がされてあった。「そして、いつもよりいい点が取れた」って。私ってほんと単純。そんなことでいい点数が取れるなんてねえ、まるでマンガみたいな話。(笑)

決して忘れないっていうの、気持ちはそうであっても、忘れてしまっている人もいるだろうな。覚えてる人もたくさんいるけれど、日記に書いた名前で、あれ、これって誰だったっけという人もいないわけじゃないもの。だから、覚えておきたい人しか私も覚えてないってことなんだ。マナミとかカワノ君とか、ね。






inserted by FC2 system