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Little Eden



10月24日土曜日雨

昨日にひき続き寒い日だった。また嫌なような、それでいてほのぼのとした冬がやって来る。
シンゾウ君にまったく会わないっていうのは何か物足りないような、どこか欠けてるような、そんな気持ちだけど、いつか慣れてくれるだろうと思う。でも、ふいっとあのドアを開けると彼がいるのだ、と思うと、思わず手を出しそうになる。廊下で大きな声も出したくなる。
会えなくても、私はいつもあなたの健闘を祈ってますよ。そして、いつかまたあなたのトランペットを聞かせてくださいね。

知ってる?マルオカ君ってとってもやさしい笑顔をするんですよ。彼は”悪魔”と異名を持つほど悪口を喋る人らしいのだけど、彼を見てるとまるでそんな風には見えない。

図書館でまんがを読んでたら、ユウ君が「余裕ですねえ」と言ってきた。すると、なぜか急にシンゾウ君に会いたくなってしまった。

ぶちまけてしまうと、私は不安でならない。赤点を取ったことも関係あるけど、また落ち込みに入ってしまった気がする。
誰もいない広ぉい所に、たったひとりで立っていたい。せめて1日ほど。そして、その時だけ、誰も何も考えたくない。今自分が広いところにいるのだ、という幸福感だけを感じたい。
たとえ、なまけ者だ、堕落者だ、と人に思われようと、そして、自分の良心にそむこうとも、私は今何もしたくない。何もかも投げ出したい。勉強も愛も!誰かに軽蔑されようとも!

逃げたい!全ての苦しみから。全ての虚しさから。

だだっ広い場所にたった一人で立ちたいっていうのは今でも願いを持っている。ぐるっと見渡す限り高いものが見えない場所。たとえば映画で見たアメリカの荒野とか、砂しかない砂漠とか。ずーっとそれを見つめ続けたい。何も考えずに。なかなかそういった場所には行けないんだけどね。






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