画像提供サイト
Little Eden



10月11日日曜日晴れ

前にも書いたように幸せなんて人によって違うものだ。ある人の幸せを他の人が決めることなどできはしない。自分が幸せか不幸せかは他の人ではなく自分で決めることだ。
そこには他の人の意見なんか必要ない。自分が幸せだと感じれば幸せなのだし、不幸せだと感じたら不幸せなのだ。だから、ある人が、自分は幸せなんかじゃないと言えば、その人は本当に不幸なのだ。他の人が自分よりは幸せなのに、あんなこと言っていると思うのは間違いだ。
幸せや不幸せは他の人と比べることなどできない。だから、そういうことはあまり口に出さないほうがいい。

さて、2度あることは3度ある、と言うが、私はもう再びシン゛ウ君に私の気持ちを言うのはやめることにした。私はもう彼が私のことをどう思っているのか、知りたいという気持ちを持つのはやめることにした。私はこれからもずっとシンゾウ君の「ただの」友人でいようと決心した。
だから、卒業してからも手紙は出すことにしたのだ。(友人として)
皆”きれいごとだ!”と言うだろうが、私は決して彼のお嫁さんにはなれない、可能性もない、と、そう予感したからだ。
だけど、私はシンゾウ君を異性として好きだし、尊敬してるし、愛しいし、何よりも誰よりも大切に思う。
私の生涯のうちに私には3人の男性が現れると思う。
そのうち2人はもう現れた。どうしても拭い去れないハヤト、そしてシンゾウ君。そしてこれから現れるだろう私の結婚相手。今まではその3番目の人はシンゾウ君と思い込みたかったのだけど…。
ハヤトが私にとって”愛”なら、シンゾウ君は私にとって”守ってあげたい人”。
男の人は(女の人もだけど)ひとりの人など愛せはしない。私は永遠の愛など信じない。
人の心は変わるものだから。だからこそ、愛する人と死に別れても永遠に傷つくことはない。

つらいことだけど、私とシンゾウ君は他の人が思っているほど、うまくいってるわけじゃないのだ。
それを知られたくないからノロケ話をする。皆には、私のような女の子が彼には他にいるということを知らない。私はただその中の一人にすぎない。今までいい気になって彼の彼女きどりでいただけなのだ。つまり私のひとりずもう。マナミは前にそんなことないと言ってくれたけど、今の私は前よりずっと彼のことを知っているから、そう言えるのだ。
今日は別に落ち込んでいるわけじゃないけど、ただ、こういったことを再び自覚しなおして淋しく思っただけ。彼の心の中で、今も未来も私の存在は「友人」でしかない。友人だとしても、それを喜ばなくちゃと思うのに、やっぱり淋しい。

ちょっと違うな。ハヤトは「恋」でシンゾウ君は「守ってあげたい人」で、結婚相手である錬司こそが「愛」そう今は思う。






inserted by FC2 system