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Little Eden



10月10日土曜日晴れ

今日は体育の日。朝はあまり良い天気とは言えなかったけれど、昼からは気持ちの良い天気になった。私はPM2:30まで選英の訳をやり、一路境へ。
お気に入りの道を通り、BiruBooksへ。自転車が沢山ある中、ああ、なんと見間違いだろうか。シンゾウ君の自転車が置いてある。見間違いなんかではない。彼はいた。
私は「あら…シンゾウ君」というふうにちょっと声をかけただけだった。
あんなに話したい!って思ってたのに、顔がほてって動悸がするだけで声が出なかったから。少しの間、彼の隣に立っていることしかできなかった。(夢見が良かったんだろう。今朝とってもいい夢みたもの)

やよいの前ではミワに会った。

あいもかわらずむこうから話しかけてはくれない。だから、私、困る。話しかけて良いのか悪いのか、わからないから。もしかして話しかけてほしくない時だってあるでしょうに。そんなこといちいち聞くのも変だし。無視してしまえば、もう話しかけたりせずに他人のような顔をしてしまえば…それでも彼は普段と変わらないだろう。彼は話しかけないだろう。そして、もう再び、私が声をかけないかぎり、私と彼の関係は終わってしまう。ちょうど、マナミとシンゾウ君のように。
それが怖いから、あの人の心の中から私が消えてしまうのが怖いから、彼の心を無視して話しかける。あの人はもうはっきりと私の気持ちを知っている。1回目は4月に、そして2回目は9月15日に。
シンゾウ君は(正確に言うと国立を受ける人たち)4月の説明会で、アワキ先生に彼女を作らないようにと言われているそうだ。彼女とか彼氏ができたら国立は諦めなさい、と。
私はのそのことをつい最近、9月15日以降に聞いたものだから、しまった!と思った。もっと早くそのことを知っていれば、あんな馬鹿なことしなかったのに。まさかアワキ先生がそう言ったからそうしてるのかどうか、それは本人にしかわからないことだが…。では、いつか、ミドリちゃんが言っていた「テンコ先輩とつきあってるんですか」「どうなっちょうかわからん」という答えは何を意味しているんだろう。
まさか彼女が、慰めのために嘘ついたとは思えないし。
だけど、たぶん、これだけははっきり言えるだろう。現在の彼の胸中は受験のことと私のことの二つが渦巻いている、と。私は悪い女だ。自分が苦しんでいるから、彼も苦しめさせている。
だけど、もうどうしようもない。言ってしまった言葉はもう彼の心から消すことはできない。

今日は”ファイナル・カウント・ダウン”を見た。カーク・ダグラスがステキだった。矛盾がある映画だったけど、おもしろかった。別に劇場で見んでよかったわ。内容だけがおもしろかったから。

いやー案外、私のことなんか全然悩んでなかったと思うんだけどなあ。私一人が悶々としていただけで。それにしても、本屋で彼は何見てたんだろう。それが今は気になる。(笑)






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