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Little Eden



10月8日木曜日雨

また今日もマナミに「幸せな子」と言われた。彼女と話してたら体育に行くシンゾウ君が出て来たんで手を振ったのだ。そしたらそう言われた。2年の時ならここでニヤけるんだけど、その言葉を聞くと、そしてひやかされると、今はつらい気持ちになる。
確かにシンゾウ君自身、Tomy、マナミたちに比べれば、私のつらさなんかと自覚はしているけれど、つらいことには変わりない。
シンゾウ君の疲れたような顔、力のない姿を見るのはつらい。けれど、彼の姿を見たいし話したい。
でも、そういったわがままは今は押し殺している。話すのは用のある時ぐらいにしてる。
だから、時々廊下ですれ違う時、今日やったように手を振ることにしている。
無視だけはしないほうがいいと思うから。
つらい、切ない。だから、私は無我夢中に本を読みあさり、めくら滅法に英語を訳する。(政経が怖い)日本史のほうがもっとこわい、ほんとは!
決して優越感を抱いているんじゃない。でも、私は自分よりもつらい目をしているシンゾウ君たちのことを思い浮かべ、今のこのつらい時期を乗り越えようと思う。
まだ夏休みの頃の私に比べれば、今の私はつらさから逃れているものね。(あの頃は本当に死にたい!と思ったものね)

いつの間にか、マッケンとヤマモトのユミちゃんがくっついていた。幸せそうな二人に乾杯!!

今日はハラダ先生にカドワキ先生がおられなかったので、3校時も自習。楽しみにしていた日だったけど、あっという間に終わり、なんだか近頃は時が早く過ぎていく気がしてならない。
本当に卒業してからもシンゾウ君と変わらぬつきあいができるだろうか。

そろそろ鳥取女短の募集要項を取り寄せなければならないな。
どうか受かりますように。(それ以上にシンゾウ君も)

今思うと手を振るのもおかしな行為だったよなあ。そういうのって、完全にお付き合いしている二人って感じだもんなあ。両思いで付き合っているという私たちじゃなかったんだから、そういう彼女面するのも変な話だ。シンゾウ君はそんな私をあの頃はどう思ってたんだろう。知らぬが仏って感じだったかもね。(しゅん)






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