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Little Eden



10月6日火曜日曇り

今日の私は久しぶりの感動に瞳を濡らしている。シンソウ君に薦められて読んだ”飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ”以来である。ある女子高校生の日記である。カリエスという病気で短い生涯を終えた少女の日記である。私は彼女の気持ちが痛いほどよくわかった。
彼女は私が生まれたあくる年に死んでいる。
私は彼女の生き方を否定しない。考え方も。だけど、私も彼女のようになってしまうかもしれない、というのは過言ではないと思う。いい例は、シンゾウ君が心の中に存在するようになってからの私の体力の低下、食事の進み具合など、日記の彼女そっくりなんだもの。
でも、いい方に取れば、シンゾウ君に対する気持ちは本当の愛なんだってことの証明になる。
だけど、私は死にたくない。私にはやらなくちゃならないことがあるんだもの。と、いうより、やりたいことがあるといったほうがいい。
反対に何もかも投げ捨てて何も考えずに安らかな眠りにつきたいとも思う。
彼女の日記には相手の男の子も載っていた。それを見るとやはり男の子は同じ悩みを持っていても強いんだなあと考えさせられた。と、すれば、シンゾウ君も心配ないと思うが。
彼の苦しみも今だけ。私は彼の力を信じてます。
そして、私が話しかけるのをお許し下さい。

といっても、虚しい毎日が続く。重い体をひきずるように生きる私。

まったく…他人の病気で自分に当てはめてしまうところは昔も今も変わらないんだなあ、ほんとバカな私だ。(笑)






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