9月18日金曜日曇り
カワノ君の試験はあと2週間だそう。早いんだなあ。
近頃は、私たち本当に3年生なんだなあと実感が出てきた。
私、やはり寮には入らずに通うことにした。あまりにも費用がかかりすぎるもの。(ところが汽車のほうが高い!)
頑張ってみようと思う。だけど眠いな。勉強しなくちゃと思うのに気力が…。
ボケーっとばかりしてしまう。こんなんじゃいけないんだけど。
シンゾウ君が頑張ってるのに、私だけのほほんとしていちゃいけない。申しわけが立たなくなる。
学校に猫が住みついている。トラの顔したドラ猫だ。
選現の前に2組のロッカーのところにいたら、スギタニ君がその猫をかかえてたんで、思わず「きゃあ、ネコだ、ネコだ!」ってわめいたら「ほら、やーがな」と言って、猫を私に半ば押しつけるように手渡してきた。私、彼の語調になんとなく悲しくなって涙ぐんでしまった。ばかみたい。
ああ、早く受験なんて終わってしまえばいい!早く3月になれ!
来年の夏は19歳の夏だ。何かいいことあるだろうか。