画像提供サイト
Little Eden



9月11日金曜日晴れ

全ての人に感謝を! 最後の文化祭を思いっきり楽しんだ。

今日の私はどうかしている。それはカワノ君の歌を聞いたせい。シンゾウ君はフォークソング嫌いだけど、私は好きだ。
11:00から12:00はライブハウスでカワノ君たちの演奏だったのに、イナオ君がいなくて11:45までカワノ君一人で歌っていた。エラそうだった。だけど、やっとイナオ君が来て、最後の一曲になり、それが例のオフコースの”さよなら”私、ボロボロ泣いてしまった。
カワノ君の歌声がいまだに耳について離れない。

劇はまずまずのできだった。すると、終わって外に出てみたら、あの人がいるではないか。
ひぇーっと思った。まずい!この真っ黒な顔を見せるのか、と思ってたら、ヒサミが私の手を引っ張って彼の前につれて行き「この子に何か言ってやって下さい」とのたまった。
でも今はヒサミに感謝!
マナミは彼が私たちを待っていたと言ったが、そうじゃないのだ。私たちを待ってたわけじゃない。淋しいことだけど。

職員劇が終わってから、トモマツ先生に花束をさしあげた。
それからミスター境高の2位にイナオ君がなり、ミス境高の1位になんとコガちゃん!
不満なのは、なぜ5組がなにも入ってないのか。嘘みたい。優勝候補だったのに。

放課後、美術室に行くとユーシン君とヒサミ来る。願わくは、ユーシン君にもう関心はもちたくない。
どうやら彼と私は性格が合わないらしい。つい他の男子と違って冷たく対応してしまう。
そのあと部室に行ったら、イナオ君の荷物があった。しばらくピアノを弾いてたらイナオ君が来て、少し話をして帰った。向こうから話しかけてくれた。
今日は男子がみんなやさしく見える。なんてったって”9月の病気”だもんね。

それでも、いつもと同じで、体育祭の日に特別なことが起こりそうな気は全然なし。
なんていったって極度のテレ屋だから、あの人は。
でもあきらめきれないな。

劇では黒人の女の子役をしたんだよね。だから、茶色のドーランを塗りたくってた。写真が残ってるけど、そんなに悪くなかった。むしろ「あら、かわいい」と自分で思ってしまうくらいに悪くない感じだったんだけどね。
劇が終わって、彼がいて、なんでそこにいたのか今では忘れてしまったけど、そんなふうなサプライズ的なことはあの頃は多かったよなあ。






inserted by FC2 system