画像提供サイト
Little Eden



9月9日水曜日晴れ

物足りない気持ちはあるけど、、私の心を和ませてくれた、あの人の言葉は。
朝、髪をピョンピョンはねらせながら登校して来た彼に、お早うを言った。
今日は1日中文化祭の用意だった。シンゾウ君とはほとんど顔を合わせなかった。
昼に部室のほうに行くと、イナオ君とカワノ君がピアノ室にいたので、私も仲間に入り、歌を聞かせてもらった。本当にカワノ君ってステキな声ね。
放課後、ゼンチュウ先生に練習を見てもらう。独唱の。不安になってきた。ピアノに合わせるのは今日がはじめてだから。明日ズレませんように。歌詞を忘れませんように。
そして、7:00頃、ミズグチ君とシンゾウ君が、ライブハウスと化した音楽室から出て来たので、シンゾウ君にばいばいと言った。
彼は「頑張れよ」とひと言だけつぶやくように言うと行ってしまった。(詩になるなあ)
私、今、その言葉をかみしめながら不安と戦ってる。
カワノ君、イナオ君、ユウ君の話を聞いていてわかったことは、どうやらユウ君、今日、彼女と別れたらしい。私は悲しくなってしまった。出会いがあって別れがある。(そして、またもとの仲に戻った!よかったネ、ユウ君)
確かに私もシンゾウ君をずっと好きでいる自信はないし、彼の関心をずっと私にひきつけておくのも無理だろう。だけど、私と彼は通常の恋人同士のような別れは絶対にない。
お互いの間にたとえ恋愛感情がなくなっても、私はたちはずっと仲良くできると、今までどおりでいられると思う。そして、私はシンゾウ君という人間を失いたくない。

結局、卒業後は一度も会ってないけけどね。でも、たぶん、確かに仲良くはできたかもしれないなあ。






inserted by FC2 system