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Little Eden



6月5日金曜日晴れ

今日は会議室で合唱の練習。ハヤカワさんもいらした。話ができてよかったネ、ハヤカワさん。(さあ、誰でしょー!)

シンゾウ君に作ってあげた集金袋とおそろいの眼鏡袋をコガちゃんが「何それ」と言ったんで「おそろいだにー」と自慢したら「おまえやち、所帯じみてきたなぁ」と言われて、なんとなくいい気分。”所帯”だって!ニャンニャン。

今までに書いてきたことを読み返してみての感想をひとことふたこと。
この7ケ月の間ほど、自分の想いがコロコロ変わったのはまずない。
ある時は幸せいっぱい、ある時は絶望のどん底、そんなことの繰り返し。
だけど、その心の底にはいつも”シンゾウ君”が住んでいた。

(話は180℃かわるけど、今”クラシックアワー”の歌劇「虎月伝」というのを何げなく聞いてるんだけど、なんとこれ「山月記」なのよね。懐かしー!)

正直に書くと、ヤマネイチロウ君とか、エド先生(教生の)とか、カドワキ先生などいいなぁと思ってる人がいる。ほかにも何人かいる。けど、その人たちはシンゾウ君とは違う。
シンゾウ君の隣を歩きながら話をする時ほどの幸福はまずないと言っていい。

今までの例をあげて、ヤスヒト君の時も、このシンゾウ君の時ほど悩み苦しんだことはなかった。
ヤスヒト君の時は完全な片思いだったし、シンゾウ君とはそうじゃない。それならうまくいってるのより片思いだった時のほうが悩みは大きいと思うのが普通なんだろうに、実際は反対なんだってことが今回のことでわかった。ましてや、シンゾウ君のような性格の人との間には、いろんな苦労がつきまとう。彼がユーシン君のような人なら、私もこんなに悩みはしなかっただろうけど、私の好きになった人はシンゾウ君なんだから、ああいう性格のシンゾウ君なんだから。
いつもリードするのは私のほう。仕方ない。自分をぐいぐい引っぱっていってくれる人が理想だったけど、それはただの理想で、現実はそう甘くない。

とにもかくにも、考えてもみなかったことの起こった半年だった。それもすべて私がいろいろ行動したおかげだし、それを感謝したものか恨んだものかよくわからないけど、起こってしまった事はもう取りかえしがつかない。良くも悪くも青春の思い出としてしまっておこうと思う。
あと1ケ月と4日で18歳だものね。またシンゾウ君より1つ年上になってしまうんだなあ。

この日で日記NO.13は終わり。感慨深く一冊の日記帳を読み返して感想を書いている。

奥華子という人の「片思い」という歌がある。それを聞く機会があったんだけど、それを聞いた時、まるで私がシンゾウ君を好きだった頃のことが歌われていると驚いたものだった。あの頃の私がそこにいた。歌ってすごいね。






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