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Little Eden



4月16日木曜日雨

ただひとつ不満がないこともない。マツオ君やユーシン君、ユウ君を見てるといいなあと思ってしまう。彼らはしげしげと自分の彼女の所に通うんだもの。
私ぐらいなものだわね。私のほうから話に通うのは。
一度くらいは、むこうから話に来ることがあっても良さそうなものなのに。
ああ、そんな日は来ないのかなあ。ネェシンゾウ君?
確かに私とシンゾウ君の仲は中途半端だろう。もしかしたらサミーが前に話してくれたシンゾウ君の彼女って、私と同じような立場の人だったのかもしれない。
でも、告白してからも話が前と変わらずにできるというのは、今までとは違う。
私のこの気持ちは本当だと思う。私はやっと本当の好きな人にあったのかもしれない。
だけど、それでも、この高校時代だけのことなのかもしれない。
卒業してからも会えればいいけど、あの人はきっと私から離れた存在となるだろう。

これからの私に、どうぞ”落胆”を与えないで下さい。

卒業後、確かに離れた存在となってしまったけれど、今までにもずっとシンゾウ君に対しての気持ちは変わらない。好きは好きだ。それは中学の時のハヤト君もそう。この二人については、私の中では神聖な存在となってしまっている。もちろん、それはもう二度と会うことはないからということで。だいたいが私があまり外出をするようなタイプじゃないということも会う確立はさらに低くなっているんだよね。






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