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Little Eden



4月10日金曜日曇り

大好きなシンゾウ君と顔を合わせない日がもう3日もたってしまった。
まるで3年もたったみたいだ。こんなに時間が遅く感じられるなんて。
もう私たちおしまいだわね。私が悪いのだから。これ以上、あの人に問うことができない。あの人に話しかけられない。どうか、あの人とこれからずっと顔を合わせるようなことがありませんように。過去の楽しかった思い出ばかりをかき集めて、私はその中で生きていこう。
学校がつまらない。こんなに学校をつまらなく感じたのは初めてだ。
いつになったら、あの人を好きになる前に戻れるだろう。
もう誰も好きになりたくない。ああ、やはり告白はすべきではなかった。
告白してうまくいったことは一度もない。告白したばっかりに、こんな結末になろうとは予想していたことではなかったか?他の誰も予想はしていなかったが、私だけはこうなることを知っていた。私はシンゾウ君に嫌われることになるだろう。
そして”偽りのエピローグ”が”本物”となる。

さようならシンゾウ君。やはり私は以前の私とちっとも変わりはしなかった。
あなたにふさわしくない。あなたを好きになる資格もない。

いやーすごい悲観し過ぎですよねえ。でも当時、クラスが違ってしまって接点がなくなってしまったわけだから、そのままもううやむやにしてしまえばよかったかもなあと今なら思う。確かにそれ以降頑張ったおかげで少しは思い出が作れたけど、結局はこの時までに作った思い出のほうが輝いてるものねえ。3年になってからの思い出はあまりいいものはなかったように思うし。それまでがあまりに幸せだったらからなあ。






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