２月１９日木曜日曇り

昨日から私はおかしい。そうシンゾウ君を友人としてではなく、異性として意識しはじめたのだ。
兄妹（姉弟）としてではなく、男の人として私は彼を好きなのだということを悟ったのだ。
いったいこれから私はどうなってしまうのだろうか。
私はマナミたちの言うように幸せな子なのだろうか。
なんだかまた自分でこの幸せをぶち壊してしまいそうだ。
そして、彼のことを想っていられるのも３月いっぱい。新学期になればもう私と彼の間も終わりになってしまう。私は想いを告げないから。

胸の中でうづくものがある
遠慮がちにムクムクとしている
そしてウズウズしているよう
わたしはそれがなんであるか知っている
果たして今度は本物であろうかと
期待と不安でそれをみつめている
わたしがここにいる
それは”好きです”という一筋のメロディ