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Little Eden



1月10日土曜日曇りのち雪

今日1日とても嫌な1日でした。
決して嫌な事があったわけではありませんが。
今まで何回と経験している事なのに、今日のが一番こたえました。
下半身に恐ろしく鈍い痛さが貫くのです。
今日は晴れ晴れとした顔と気分で1日を過ごそうと思っていたのに、今朝から苦虫をすりつぶしたような顔ばかりしてました。

だけど、きっかけがあったので、シンゾウ君とお話ができました。
昨日、年賀状が来たことを言うと、シンゾウ君「うそぉー」と驚いていました。
私のは4日か5日に来たそうです。

放課後、Abeちゃん、マナミとで話をしてましたが、その時は私もとても自信があったのに、今の私は自信喪失もいいところです。
マナミにもはっきり「タイプじゃない」とも「言ってもらった」ので、その事もあると思います。(「」のところは私が強引に聞いたので、そう付け加えたのです)
(う、嘘みたい。角ベエのミッドナイトパートナーなんだけど、なんと、あの”ビヨンド”がかかってるのよ)
シンゾウ君に対する気持ちは本当に今まで以上なのです、現在。
だけど、私は今の友人同士のような気の合った仲も捨て難いのです。
確かに告白することは勇気のいることでしょう。だから、私が逃げてると言われるかもしれないんだけど、やっぱり告白すれば今までのような友人同士ではいられないと思うのです。(そうそう、つらいわあ)
ああ、だけど、さっきのHERB・ALPERTの”ビヨンド”を聞いていたら、自分の気持ちを抑えられないようなそんな気分になってきたのです。

でも、はっきり言うと、マナミも私と同じだと思うのです。彼女も絶対告白しないでしょう。もし、彼女が告白したら、私もするかもしれません。

あの頃も鎮痛剤があればよかったのになあ。というか、そういう薬の存在を私は知らなかったから。あればずいぶんと楽になれたのに。

タイプじゃないっていうのは、シンゾウ君のタイプが私じゃないってことをマナミは言ってくれたわけ。確かにそうかもしれないなあと今なら思う。でも、タイプじゃなくても私は錬司と結婚したしね。(笑)






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