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Little Eden



12月22日月曜日曇り

今の私は落ち込みの極地です。
またあの人と話ができることを期待して音楽室のドアを開け「シンゾウ君、ピアノ弾かせて」と言ったのです。
すると、あの人の言葉「いいよ」でした。私は、あ、しまった、と思いました。
すごくそっけない雰囲気があたりを漂っていたのです。
でも、負けじと「聖夜」を弾きながら歌っておりました。
そして、ピアノのところから「シンゾウ君、ブラスも合唱コンクール出るだ?」と聞いたのです。
「じゃないだあ?」うっ、私はもうそれ以上、話しかける勇気をなくしてしまったのです。
私はピアノをやめ、ストーブのそばに行きました。まだ未練があったのです。
いろいろ聞いてもらいたいことがあったのに、彼の周りには何者をも寄せつけないものがあるようで、私は言葉がでませんでした。
いたたまれなくなった私は「シンゾウ君、By By」と言って音楽室を出ようとしました。
なんと、あの人は私を無視したようなのです。
「By」って聞こえたような気がしたのは、私の思い違いなのかもしれません。

私はもう二度とシンゾウ君のいる時に音楽室には行かないでしょう。
あんな惨めな思いをするのはもうたくさんです。
ああ、マエダ君を好きになれたらどんなにいいでしょうに。
シンゾウ君なんてもう忘れてしまいたい。

PM9:02〜10:55天地創造

そんな雰囲気だったなーというのは覚えている。でも、何があったんだろうか。たぶん私のせいじゃなく、他の事で気に入らないことがあったんだろうなと思う。彼は八つ当たりとかしないタイプじゃなくて、機嫌が悪い時はそれを隠すような人じゃなかった。そういったところがイヤだという人には嫌われていたと思う。チエコとかミドリちゃんとかに。






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