１１月２９日土曜日曇り

さて、昨日も落ち込みから抜け出すことができないまま放課後になってしまいました。
だけど、考えてもみなかった楽しい時を過ごしたのです。
再び、シンゾウ君と音楽室でお話したのです。昨日は自転車小屋まで一緒に歩きました。

それなのに、私は今日のショックから抜け出ることができません。
私の思い過ごしではなく、やはり彼はコガちゃんが好きならしいのです。
今日はＰＭ２：００までカワノ君とワタナベ君とマナミとお話してたのです。
そしたら、こともあろうと、カワノ君に私の好きな人を知られてしまったのです。
すると、シンゾウ君がコガちゃんのことを言っていたと言うのです。
本当にばかばかしくなってきました。なんでこうなってしまうのだろう。
彼女を憎むわけではありません。私がいけないんだから。
好きな人に好かれるような女の子になりたいのに。
だけど、カワノ君もちょっとひどいと思います。何も私の前であんなこと言わなければいいのに。
もうシンゾウ君に純粋な気持ちで接することができない。
私はどうしたらいいのだろう。マナミ、私はどうしたらいい？シンゾウ君に対するこの気持ち、いつかはなくなるのなら今すぐなくなってほしい。
カワノ君にも好きな人がいるんだもの、シンゾウ君にいないはずがありません。
でも、ついつい彼と話をしていると、そのことを忘れてしまうのです。
私の気持ちをまるで押しつけてるような、そんな風になってしまうのです。

”もう何もかもいやになった”