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Little Eden



11月11日火曜日快晴

昨日はただ嬉しさに浸っているだけでした。
しかし、今日の私は心の動揺を自覚しないわけにはいきません。
放課後、最初、シンゾウ君、マナミが話していて、その中にヒサミちゃんと私は入っていきました。マナミはこの間Tomyがシンゾウ君に相談していたような進路のことを相談してました。
いろいろ雑談も交えながら話しました。もっぱら私は聞いているほうでした。
だけど、やっぱり私はおしゃべりな人間だと思われていたみたいです。
本当の私を理解してはもらえてないんですね、やはり。私が彼を理解できないのと同じで。(そりゃあたりまえだろーなぁ)
カマちゃんに「あいつについていこうと思うんなら国立にはいらないけん」と言われました。
その時は、私の心も動かされかけましたが、今よく考えてみると、もし国立をめざして文理コースに行ったら、私、後悔するような気がするんです。(めざすのはいいことだと思いますが)
そして、今日、彼の話を聞いていて、再び私は疑問を持ちはじめました。
また私は尊敬と好意をごちゃまぜにしてしまっているのではないか、と。
このことはマナミやカマちゃんには話しませんでした。何を言われるかわかってるし、うまく本当の気持ちを伝えることなんかできないもの。彼があんな考えをする人間なんだっていうのはわかってました。だけど、まのあたりに見せられると、少なからず衝撃を受けます。
確かに彼なら、たとえ好きでなくても(なんとも思ってなくても)私は喜んでついていきたいと思うでしょう。しかし、その前に私は「ある物」があるから。

明日からシンゾウ君に向ける目が変わりそうです。恋の目ではない目にです。
やはり私の恋人は胸の中のハヤトだけなのでしょうか。(実際のハヤトではありません)
私は永久に人間を恋することはできません。今日はっきりとそう自覚しました。

今日は実習(課題)が沢山ありました。

NO.13にはいったいどういうことを書くのでしょうか。すてきなことが書けますように。

本当の私を理解してもらえない、か。おしゃべりな女だってことは確かにそうだったし、じゅうぶん私のことを彼は理解してくれていたじゃないかと今の私なら思うんだけどね。私はそういう女じゃないって当時は信じたくなかったんだよなあ。でも、私はうるさい女だった。それは間違いない。

カマちゃんに言われたように、彼についていくには国立に…というか、同じ大学に入らないとだめだっていうのは確かにそうだったかもしれない。すでに相思相愛であれば、同じ大学じゃなくてもそれぞれの目指す夢に向かって頑張るってことも互いのためにもいいことではあったんだろうけど、私たちはただのクラスメイトだったわけだし。でも、私は彼の為に猛勉強なんてできない女だった。それだけ気持ちが強くないと言われてもしかたないよね。

あと、尊敬と好意は別物というわけじゃない。当時の私は別にしたかったみたいだけど、少なくとも私は結婚相手である錬司を心から尊敬しているし、私にとって尊敬って恋愛感情よりも強い感情なんだよね。というか、誰かを愛するためにはまず尊敬がないと愛せないのが私だから。だから、やっぱり私はシンゾウ君を心から好きだったんだと今は思う。






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