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Little Eden



10月23日木曜日快晴

朝から沈んでいました。
化学は自習だったので、図書室に行きました。なんとなく教室にいたくなかったので。
それから体育で1000メートルをはかったのです。
最初、6組がやったんですが、ストップウォッチが止まっちゃっておじゃん。
だけど、他ので私たち5組は結局はかることになりました。
もう非常にえらかったです。でも6分にはなりませんでした。5分30秒だったのです。
それにビリにもなりませんでした。

今日はひとつのことを知りました。
男の人ってみんな自意識過剰なんだってことです。
スギタニ君があんな風な態度を取るのもそれだからだし。彼女がいるはずのヤスヒト君の態度だってそうだし。ヨシオカ君もです。
だとすると、シンゾウ君も私のことなんとも思ってないのに、あんな気のあるような(私にはそう見えます)態度を取るのも頷けます。
女の人の場合はそんなことないと思います。
あーあ、バカバカしくなってきた。あの人のこと好きでいるのも…。
コガちゃんに言っときました。
「シンゾウ君のことをある人に相談したら、その人が彼には好きな人がいるからあきらめろって言った。好きな人は私じゃないって。だから、私、すっぱりあきらめた。やっぱり”病気”だったみたいだわ」
こうしとけば、あとで彼が彼女を想うようになっても、彼女はつらい思いをしなくてもすむわけです。
そして、私もみじめな思いを味わわなくてもいいし。
すると、彼女はあの人のことを睨んで「睨んじゃる。睨んじゃる」って怒って言うのです。
ちょっと後ろめたくなりました。嘘ついたことに…。
だけど、本当にあの人のことを忘れてしまうことができたらどんなに安心か。
私はマナミの言ったように、はっきり自分の気持ちをあの人に伝えられない…それがもどかしい。

そして、合唱も悩み多いのですよ。ちゃんと歌えるかしら。

PM7:00〜7:30銀河鉄道999”海底都市の最後”
  7:30〜    木曜スペシャル

まったく、またしても同じことの繰り返しやってたんだ。どうせ忘れることなんてできないのにね。結局卒業まで想い続けたんだから。自意識過剰だなんて。彼は結局は私をそういった対象に見てたわけじゃないのに。まったくおめでたい女だ、私ってやつは。






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