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Little Eden



10月21日火曜日晴れ時々曇り

今日の私は、どん底ではなかったけれど、絶望していました。

第一にテストのことです。またしても化学は最低点から抜け出ることはできませんでした。
「誰だー?」という声が聞こえてくるたびに、私は身も凍る思いでした。
Rも欠点です。シンゾウ君(やっぱり漢字がいいな)は、私の点に14点プラスでした。
だってあの人、あんなに大声で自分の点数言うんだもの。あんな人も初めてだわ。
倫社はそうだと思ってました。でも欠点ではありませんでした。でも、せめて40点くらいは取りたかった。
(あと1問あってれば…)

それと、合唱のことです。だいぶ気にしているからか、昨夜は夢にまで見てしまいました。ハラダ先生も出てました。
どうしてもうまく歌えないんです。悩んでしまいます。
”希望のささやき”もちょっと苦しいし。でも、部に行くのがつらいっていうわけではありません。
それだけはとても嬉しいと思います。ただ不満なのは、赤毛のアンが録音できないこと。

私、数学の時間、幸せです。だって、通路を隔てた隣にあの人がくるんだもの。
今日はその時間、ちょっと話しみたいなものもしました。
ああ、本当に好きなんだなあ。
そうそう、部室にハヤカワさんが来てまして、少しお話をマナミと三人でしました。
で、私があの人のことでちょっと悩みがあって、うずくまってたら心配してくれました。
その前にタニグチさんも来てました。

喉が痛い。
放課後は大好きです。あの人の近くにいることができるんだもの。
あの人はいま、トランペットを持って吹いている、あ、今のはもしかしたらあの人が吹いたのかな、なんてふうに想うのは本当に幸せです。
だけど、どうして私ってライバルがたくさんいる人ばかり好きになるのかしら。
だからこそ、苦労が絶えないのよね。(唯一の例外がコンドウくんだけど)

PM6:00〜6:30ルパン三世
  8:00〜9:24ドリフの大爆笑’80

いや、ライバルはそんなに多くなかったと思うよ。見た目はかっこいいかもしれないけれど、知れば知るほどに彼は偏屈だっていうのがわかっていったもの。なかなかついていける女の子はいなかったと思う。恐らく私でさえも。好きという気持ちだけでよかったなあと今は思う。好きになったことは後悔していないもの。今でも。






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