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Little Eden



10月9日木曜日晴れ

電話はじゃんじゃん鳴ってくるし、人はたくさんやって来るし、もう家にはいたくありません。
学校にいる時は家でのことを忘れていられるのに、明日はお休み。
もう何をするのも疲れてしまったという感じです。

あの人には彼女はいないということです。1年の時も。
だけど、それなら私、彼をマナミとくっつけたいと思います。
そうすれば私も安心するんだけど…(本当かな?)

とにかく、今の私の心はボロボロです。
テストのことではない、不安の波にどっぷりとつかって、妙に神経を使って…。
どうして世の中ってこうも冷たいのかしら

シンゾウ君は彼女のことよりも音楽のことが一番大事だったのよね。それなりにモテていた彼だったから、私のような存在はけっこういたんだと思う。ただ、ちっとも振り向いてくれないから、食いつく女の子はいなかったんだろうなあ。私はそれなりに押しかけ女房気取りで卒業まで食いついたんだけど、結局は同じ大学に行かなかったことが決定打となった。もっとも、同じ大学になったからといって、うまくいくはずもなかったと思う。一番の音楽に勝てなかったんだもの。






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