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Little Eden



10月5日日曜日晴れのち雨

今日は旺文社模試だったわけですが、国語以外は自信ありません。
しかし、悪い日とは思えない日でした。
模試が終わった昼から、私とマナミは部室に行きました。
音楽室にはミズグチ君がいて、ピアノを弾いていました。(?)
私も例のあのピアノで悪戦苦闘しました。
なのに、いつまでたっても部員は来ないし、マナミの待っているシンゾウ君も来ません。
確かに、シンゾウ君に会いたいなという気持ちがあったことは確かなんですが(もちろん、話ができるかというより顔が姿が見られるということ)そんなことより、ああして再び部室で部員きどりでいられるのは、本当に気持ちのいいものでした。音楽室にもためらいもなく入れたし。
そして、黙っていても苦痛じゃないマナミもいることだし。
マナミに「ほんとに悪かった、用もないのにつきあわせて…」って何度も言われた時、正直言ってあまりいい気はしなかったです。本人はそんなつもりじゃなかったでしょうけど、私のほうがマナミに悪いことをしたような気になったんです。だって、私が勝手にマナミにつきあったわけだし、私だっていたくなかったらすぐに帰ってただろうから。あんがいシンゾウ君のことより、あそこにいるっていうだけで嬉しかったのかもしれません。私は誰もいない学校って大好きだから。
だけど、本当に残ってて良かった。そうでなかったら、Kさんに会うこともなかっただろうし、本も返せなかっただろうから。マナミと別れたあと、Kさんとハマダちゃんとで家に帰ったんです。
そして、居候の猫を見せてあげました。そしたら、なんと嘘みたいなことにKさんが私にチョコレートをくださったのです。う、最初、恐怖だった。でも、中身がちゃんとあるんだもの。もうびっくり。
とにくか有意義な一日だったと思ってます。これも、マナミが私を合唱部に引き戻してくれたおかげなんですね。
昨夜から、今日はシンゾウ君に会えないだろうと思っていたんです。みごとにあたったみたい。
でも、全然残念じゃありません。わーマナミ、ごめん!

マナミには一番に好きな人がいた。で、シンゾウ君は二番目。私にはそういう気持ちはわかるんだけど、考えてみたら、そんな感じで気持ちの二股をかけているといったふうな人はそれまでにいなかったような気がする。それもあって、私は彼女と馬が合うなあと思ったんじゃないかな。






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