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Little Eden



2月16日土曜日曇り

今日も一日終わった。新しい席になって二日目の日である。なんとか慣れてきたみたいだ。スギタニ君の隣だというのにも、そう堅苦しくもなくなった。考えてみたら、高校になって初めて隣に来たのはスギタニ君だった。それから席替えして、今またスギタニ君の隣になるまで全部女子と並んだんだっけ。今回も本当はイワイ君の隣だったのに、スギタニ君が来ちゃったのよね。だけど、本当にスギタニ君っておもしろい人だな。でも、彼のそばにいると、しつこいようだけど、ほんとにハヤト君といる錯覚をしてしまう。
朝、ヤスヒト君に出会った。トミーの話を聞いていた時だった。目が合いそうになったので怖かった。
でも、それから放課後までずっと会わなかった。掃除が終わったあと「花とゆめ」を持って音楽室に行った。
ユッケさんはいなかった。それから教室に帰るとき、ヤスヒト君を見かけた。教室に帰ったあと、廊下にいたら2組にヤスヒト君が入ったところを見た。怖かった。だけど、今日一日無事に終わって良かった。
だけど、サミー良かったね。「ありがとう」って言ってもらえたんだもんね。トミーも自分の気持ちが伝えられたし。
私なんか手渡しはおろか、逃げまわってばかりだものね。でも、みんなには悪いけど、私はそれが楽しいからやっているのだ。カオリちゃんのような例があって、少々臆病になってるのかもしれないな。
さて、だけど、期末が終わるまで、そのことは忘れなければならない。今、私にとって大切な時期なのだから。
母上の話によると、私のIQは130だというのだ。弟は120で、私の方がいいらしい。ちなみに母上はIQ150!すごいなあ!やっぱり母上は偉い!保健の本で調べてみたけど、130ってわりかしっていうかいいんだねー。考えてみたら、私って頭が悪いんじゃなくて努力してないんだなーってことが、今さらながらわかっちゃった。ヤスヒト君とかサミーとかスギタニ君とかはIQいくらくらいあるのかな。ちょっと好奇心。
だから、頑張っちゃおう!私って単純だなあ。でも、ヤル気が出てきたもんね。それにスギタニ君の横だから、あんまり悪い点は取れないものなあ。

さあ、NO.10もこれで終わりだなあ。いやあ、長かったな、この5ヶ月!いろんなことがあったなあ。
NO.11は2年生になれて2年生の学校生活が書けるかどうか、いや、絶対なって書いてみせる!

今度、羽のある人間の話書きたいなあ。

IQは高いからといって、必ずしも頭がいいとは限らないんだよね。変化していくものだしね。今の私なんて絶対IQ低いはずだし。






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