子供でしたねえ。まあ確かに子供でしたけど。(笑) ブッチャーはそういったキャラを演じていただけだということ、そんなこと子供にはわからないわけです。プロレスというものがただの娯楽だったのだとは、当時の私には知る事はできなかったわけですからね。こんなふうに悪役のプロレスラーたちは、何も知らない子供たちに憎しみをぶつけられていたんですねえ。気の毒なことです。今の子供たちはどうなんでしょうかね。プロレスのカラクリを知ってるんでしょうか。それなら少しは救われるんですけど。 それにしても、ほんとに私は信じていたんですよね、自分がいつか超能力者になるって。だからこそ、自分に絶大な力を持たせる小説を書くことができたわけです。それこそが私の創作の原動力だったわけですから。今の私は、そんなものいらない。ただ、心平穏に病気にならない、平凡に生きていきたい。そう強く強く願っています。 | ||